1イニング3打席

野球はスリーアウトで攻守が交代するスポーツですが、なんと1イニングに3回打席に立つというプロ野球史上かなり珍しい珍記録が生まれました。

それは2009年6月11日の出来事。
千葉ロッテマリーンズ対広島東洋カープでの試合で、当時千葉ロッテマリーンズに所属していた大松尚逸選手(現ヤクルトスワローズ)が成し遂げた記録である。

6回裏の千葉ロッテマリーンズの攻撃。チームでは国内最多となる1イニング20打者15得点と打線が大爆発。その回に大松選手が3回打席に立つというプロ野球史上初の珍記録が生まれました。
この回の先頭打者である福浦和也選手はこの回の途中、代走に出され、その次の打者であった大松選手のみがこの記録を達成。
大松選手はこの回だけで3打数1安打2打点と活躍したが、この回だけで2回アウトに取られている。もう一つのアウトは犠牲フライだったため、凡打のアウトは大松尚選手ただ1人とこれもまた珍しい珍記録である。

キャッチャーライナー

ピッチャーライナー、ショートライナーなどという言葉は聞いたことあるかと思いますが、キャッチャーライナーという言葉は聞いたことがあるでしょうか。
ライナーとは、高く打球が上がらず、直線的に速く進む打球のことであるが、キャッチャーがライナーを捕球することはあり得るのでしょうか。

それは1965年5月11日の巨人対広島東洋カープでの試合。
巨人の滝安治選手が打った打球が投手の安仁屋宗八選手の右ひざを直撃。
その直撃したボールをノーバウンドでキャッチャーの久保祥次選手が捕球しアウト。
このプレイは「キャッチャーライナー」と記録され、現在でも極めて珍しい珍記録として語り継がれています。

リリーフが完封勝利

野球の投手の役割といえば、先発、リリーフ、抑えと役割がありますが、リリーフが完封勝利を収めるという珍記録があることはご存知でしょうか。

それは、1972年の5月9日の出来事。
阪神タイガース対大洋ホエールズ(現DeNAベイスターズ)での試合で、阪神タイガースの先発ピッチャーの若生智男選手が初回に捕まり、ノーアウト1塁3塁のピンチに。その際、アキレス腱の痛みを訴え、ワンアウトも取れずに降板。その際にリリーフとしてマウンドに上がったのが上田次朗選手。

このピンチを上田選手は無失点で抑えた。そのまま上田選手は最後まで無失点で投げ切り、リリーフでありながら完封勝利をあげるという珍記録が生まれました。
しかし、この試合、上田選手は全ての打者を相手にしていた訳ではく、完投勝利という記録は9回全て打者を相手にしなくてはならないというルールであるため、完投勝利は付かずに完封勝利のみの記録となった。
これもまたかなり珍しい珍記録である。

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