みなさん、競馬を楽しんでいますか?
競馬を楽しむ為には、先ず好きな馬を見つけることからでしょうね。
以前、馬の特性には大きく4つの特性で分けられ、逃げ・先行・差し・追込みというものになるとご紹介をし、これまでは逃げ馬・先行馬についてご説明をさせていただきました。
軽くおさらいをしておきますと、逃げ馬は、ゲートが開いた瞬間にトップに踊り出て、そのレースを作り、そのままゴールまで突っ走るタイプ。先行馬は逃げ馬に特性的には似ていますが、逃げ馬にピッタリマークしつつ、逃げ馬がバテたと思った瞬間にグングン前に前に出て行くタイプといったところですね。
ここまではご理解いただけたでしょうか?
さて、今回は差し馬についてご説明させていただきます。

差し馬

差し馬とは、馬群の中団から後方の位置でレース展開をし、4コーナー、もしくは上がり3Fあたりから先頭集団との下がジリジリと縮まり、最後の直線で逃げ馬・先行馬を差し1着ゴールインを目指す馬のことを指します。
逃げ馬がペースをコントロールすることが出来、レース展開がスローとなってしまうと、逃げ馬、もしくは先行馬のスタミナが残った状態で最後の直線勝負になるので、なかなか差が縮まらず差し切れないままゴールインという恐れも兼ね備えていますが、逆にレース展開がハイペースになれば、先を行く逃げ馬、先行馬が後半バテバテとなり、最後の直線でグイグイ順位を押し上げることができるということです。
引退した名馬のなかで、差し馬として代表的なのがディープインパクトやオルフェーブルといったところでしょう。
現役でいえば、サトノダイヤモンド、マカヒキ、サウンズオブアース、シュヴァルグラン、ヤマカツエース、ミッキークイーンなどが挙げられます。

昨年の有馬記念を振り返ってみると

昨年の有馬記念を振り返ってみると、当初の予想ではキタサンブラックが1番人気を集めるかと思われたのですが、出走直前で人気が入れ替わり、当時3歳の菊花賞馬・サトノダイヤモンドが1番人気として出走。この日の出走馬で逃げ馬はキタサンブラックとマルターズアポジーの二頭。当初の予想どうりにスタート直後からマルターズアポジーがグングン飛ばして先団との差を7馬身ほど離してのレース展開。その後ろに続く同じ逃げ馬が脚質のキタサンブラックはマルターズアポジーについていくことなくマイペースに2番手で追走といったレース展開となりました。ここでいつもと少し様子が異なったのがサトノダイヤモンド。通常であればもう少し後ろめの6番手くらいから様子を伺うのですが、この日は先を行くキタサンブラックとゴールドアクターを序盤からピッタリマーク。そして4コーナー曲がってからの直線勝負となり、ゴール手前で差し、サトノダイヤモンドが1着ゴールインとなったレースでした。・・・っと、どうしても先頭三頭に目が行きがちですが、その強馬たちの後ろには、通過が9-10-13-12と後ろから直線でグイグイきていた差し馬がいました。それがヤマカツエースでした。この日のレースの上がり3Fのベストタイムは35.1と4着のヤマカツエースでした。当然ながら最後の直線まで余力を残していたサトノダイヤモンドも35.5と、やはり簡単には差が縮むことがなく1馬身差以上もあいてしまったにせよ、ヤマカツエースは12番手から最後の直線で4着まで順位を上げていたことになりますね。しかし、このレースの先三頭は強すぎた、という事になります。

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