ニューヨーカーのランニング事情!

フルマラソン人口19万人と、世界一の競技者すうを誇るアメリカ合衆国。特にニューヨークには地域コミュニティーをはじめ、企業やスポーツショップ・クラブが企画するマラソンイベントがあり、ランニング文化が根付いています。
ニューヨークには映画のロケ地でも度々登場するセントラルパークやブルックリン橋などがあり、物思いにベンチでボーッとしている人もいれば、カップルが芝生の上に座り談笑したり、アメリカンフットボールのボールでキャッチボールをしている若者、そのバックにはマンハッタンの高層ビル群が見えて、どこをどう切り取っても絵になる公園を、颯爽と走るランナーもまた、その風景の一部と化しています。5番街やミッドタウン、東京でいえば銀座・大手町を走り抜けているその姿に、ニューヨーカー達は誰も気にすることなく、むしろ当然のように風景として溶け込んでしまっているランナーたち。気持ちよく走れる環境があれば、自然にランナー人口が増えるという象徴でしょう。
日本人もニューヨーカーの真似事のようにマラソン人口が増加中で、また、スポーツクラブ等が企画運営するマラソン大会は大小・規模は様々ですが年々増えているようです。健康意識が高まる昨今、日本人の生活の中に、徐々にではありますが、ランニング文化が根付きはじめているようです。

世界6大マラソン ニューヨークシティマラソン

間も無く東京マラソン2017が開催。この日のために準備されている方も非常に多い事でしょう。
タイムを競うランナーから仮装衣装を着てテンションを高めてくれる人、マイペースで42.195キロを走ぬくランナーと、とにかく色々な思いがそこには詰まっています。
その東京マラソンは世界6大マラソンと称され、ボストン、シカゴ、ロンドン、ベルリン、ニューヨークの仲間入りを果たしています。
この中で、群を抜いて参加者数が多いのは、何と言ってもニューヨークシティマラソン。
その参加者は約5万人。
大会の主催は「ニューヨークロードランナーズ」という団体。1年を通じて約80ものレースなどを催す団体です。ただ単に走るだけを提供しているわけではなく、彼等が使命として掲げていることは“Run for Life”。「走ることを通じて人生を充実させる機会を創出すること」。彼等のような団体にサポートを受けているニューヨークだからこそ、ニューヨーカーたちは今日も楽しく人生を豊かにするため走り続けているのかもしれません。

映画シーンのような街並み

マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタテンアイランドという、ニューヨークの5つの行政区全てを走れる大会は他にはなく、また何と言ってもニューヨーク。
どこをどう切り取っても映画のワンシーンのような景色をみながら走れる場所。
沿道を埋め尽くす観衆は、200万人とも言われています。教会の前ではゴスペルが、街角ではバンド生演奏があったりとどの地区に行っても楽しそうな雰囲気でいっぱいです。
ランナー同士もハグしたり、沿道の観衆とハイタッチしたり、スタートからゴールまで観衆が途切れることのないニューヨークシティマラソン。
一度は走りたい、そんな雰囲気のある素敵なマラソン大会と感じました。

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