冬に食べるならどっち?

カプサイシンと生姜

先週は都内でも積雪が観測されるなど、この冬一番の寒い日が続いています。
そんな寒いこの季節に、ついつい食べたくなるのは汗をかいてヒーヒー言いながら食べる辛いお鍋でしょうか、それともハフハフ言いながら食べる生姜のたっぷり入ったヘルシーお鍋?あなたはどうですか?
うーん、迷ってしまいますね!僕はどちらも食べたくなります。

今回はカプサイシンと生姜の、身体への働きや役割についてご紹介してみたいと思います。
どちらも日常生活の中でとても身近な栄養素ですので、食べたら身体がポカポカする!というのはなんだかイメージができますよね。
しかし実際どんな成分なのか、不透明な方もいらっしゃるかもしれません。

カプサイシンの働き

それは主に唐辛子に含まれる辛味成分

カプサイシンとは唐辛子に含まれる「辛味」成分のひとつです。
このカプサイシンを摂取すると、小腸で吸収され、そこから血中に取り込まれて脳へと運ばれていきます。
脳に運ばれたカプサイシンは中枢神経に働き、副腎皮質からアドレナリンの分泌を促進します。
これによって消化酵素の一つである「リパーゼ」の働きが活発になるのです。

リパーゼは体内の脂肪を分解する消化酵素の一種と言われていて、体に溜まった余分な脂肪を燃焼することから、肥満の予防やダイエット効果が期待される成分であると言われています。
さらにカプサイシンには体の新陳代謝を上げることによって脂肪を燃やしやすい体にするとともに、胃腸を適度に刺激して、腸内環境をととのえることでの体内の老廃物を排出するという効果も期待できますので、ダイエットの際に陥りがちなリバウンドも防ぐことができるのです。

生姜の働き

異なる辛味成分を使い分けよう

生姜には、カプサイシンとは異なる辛味成分「ジンゲロール」と「ショウガオール」が含まれています。
「ジンゲロール」は、生の生姜に含まれており、血流を良くし、身体の熱を手先・足先に運ぶ働きを持っています。
さらに「ジンゲロール」は免疫力の向上も期待できますので、風邪のひき始めなどに摂取すると良いでしょう。

一方「ショウガオール」は、生姜を乾燥させたり加熱処理をすると「ジンゲロール」の一部が変化して作られる辛味成分で、身体の熱を作り出す働きを持っている成分です。
ですので、生姜を生で食べるのと加熱したのでは効果が違ってくるのです。

ダイエットを考えると、加熱処理を行った「ショウガオール」は、腸内で吸収する脂肪を抑える働きがあると言われていますので、日常生活の中でうまく取り入れるとダイエットには効果的に働くかもしれませんね。

いかがでしたでしょうか。
どんな栄養素も食べ方やタイミングによって身体への働きが変わってきますから、少しの意識で身体も変わってくるかもしれません。
これを機会に食事をさらに楽しく健康的に摂ってみませんか?

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muruoka

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断然ビール党。

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