手洗いは感染予防の基本

病気の要因の多くは、手に付着した細菌やウイルスなどが、手を介して鼻や口、目から体内に入ることで引き起こされるそうです。多くの病原微生物は、電車のつり革・手すり・エレベーターボタン・ドアノブを介して手から手へと拡がり、これにより感染が拡大するきっかけとなってしまいます。

感染のルートには他にも、口から食べ物とともに感染する経口感染、くしゃみや咳とともに見えない小さな粒子となって排出された病原体が鼻や口から感染する飛沫感染、汚染された物に触って感染する接触感染などがありますが、基本的には手洗いでかなり感染が防ぐことが出来ると言われています。

手は汚れていないように見えても、病原性微生物が付着している可能性があるんです。感染対策の基本は「手洗い」の習慣で、最も重要な手段と考えられています。

正しい「手洗い」の方法

家に帰ってきた際、食事の前やトイレの後など日常的に手を洗うことはありますが、石けんと流水を使用することが基本となる「手洗い」で、汚れや細菌、ウイルスなどを除去しましょう。

まず大事なこととして、しっかりと石けんを泡立てることです。これは、泡立てることで、手全体や手のしわなどに石けんが行き渡るためです。石鹸を泡立てるのが苦手な方や、億劫と言うせっかちな方は泡タイプのものを使うといいですね。

そして、正しく手洗いするためには30秒をかける必要があるそうです。30秒手洗いを身につけるために、砂時計やタイマーでしっかり計って行うと良いでしょう。

「手洗い」で不十分になりやすいところ

しっかり手を洗ったつもりでも、洗えていない部分はあるかもしれません。特に、親指や指先、指の間などは手指衛生が不十分になりやすい傾向があるそうです。

手を洗う際は、不十分になりやすいところは十分に意識して洗うようにしましょう。漠然と洗うのではなく、指の間、手首、爪の間などを含め、丁寧に洗いましょう。

関連するまとめ

メリットもデメリットもある!夏とはいえ「辛い食べ物」はほどほどに。

夏と言えば、激辛料理を食べて、汗をかいて乗り切る、、、なんて人もいますが、辛い食べ物にはメリットもデメリット…

具体的に「笑い」は私たちにどんな影響をもたらすのでしょうか。研究によって証明されてい…

笑うことで免疫の要を担っているNK細胞やB細胞の数が増加し、活性化します。笑顔は癌予防にも非常に効果的です。

運動を取り入れて、脂肪肝を改善しよう!

日本人に多いと言われる「脂肪肝」。生活習慣の改善が重要ですが、なかでも有酸素運動を取り入れることが大事です。

関連するキーワード