水泳界の花形といわれる「競泳」

「競泳」では、自由形・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライの4種目のほか、メドレーやリレーが行われます。

「トビウオジャパン」の愛称で呼ばれる競泳の日本代表チームは、40名が選出されました。ロンドンオリンピック2012男子200m背泳ぎ銀メダリストの入江陵介選手、リオデジャネイロオリンピック2016男子400m個人メドレー銅メダリストの瀬戸大也選手、東京オリンピック2020男子200mバタフライ銀メダリストの本多灯選手、東京オリンピック2020女子個人メドレー2冠の大橋悠依選手、日本選手権水泳競技大会バタフライと自由形で4冠の池江璃花子選手、日本選手権水泳競技大会個人メドレー2種目で優勝した成田実生選手など、オリンピックメダリストや有名選手が多数、名を連ねていますね。

【競技種目】

男子
・自由形50m、100m、200m、400m、800m、1500m
・平泳ぎ 50m、100m、200m
・背泳ぎ 50m、100m、200m
・バタフライ 50m、100m、200m
・個人メドレー 200m、400m
・リレー 4×100m、4×200m
・メドレーリレー 4×100m

女子
・自由形50m、100m、200m、400m、800m、1500m
・平泳ぎ 50m、100m、200m
・背泳ぎ 50m、100m、200m
・バタフライ 50m、100m、200m
・個人メドレー 200m、400m
・リレー 4×100m、4×200m
・メドレーリレー 4×100m

混合
・4×100mリレー
・4×100mメドレーリレー

着⽔までの技術・美しさを競う「飛込」

スプリングボードや台の上から、水中へダイビングする競技「飛込」。ひねりや回転といった技術力、入水時の正確さ、美しさを減点方式で採点され、空中でのダイナミックな演技が見どころ。

日本人選手は、10m高飛込7位の玉井陸斗選手や、10mシンクロ高飛込4位の板橋美波選手・荒井祭里選手などが出場予定。

【競技種目】

男子
・飛板 : 1m、3m
・シンクロ飛板 : 3m
・高飛込 : 10m
・シンクロ高飛込: 10m

女子
・飛板 : 1m、3m
・シンクロ飛板 : 3m
・高飛込 : 10m
・シンクロ高飛込: 10m

混合
・シンクロ飛板 : 3m
・シンクロ高飛込 : 10m

チーム
・飛板 : 3m
・高飛込 : 10m

屈指のスリリングさを誇る「ハイダイビング」

2013年のバルセロナ世界選手権より正式種目に加わった「ハイダイビング」は、屈指のスリリングさを誇る競技です。高飛込の2倍以上となる、20mもしくは27mの高さからジャンプするため、入水時の速度は時速100kmに及ぶことも。その危険性から、入水時は必ず足から水に入ることが定められています。日本人選手の出場はありません。

【競技種目】

男子
・27m

女子
・20m

水上の格闘技「水球」

「水球」は、プール内の水中コートで、相手のゴールにボールを入れて点数を競う競技です。今回出場するのは、男子・女子、それぞれ16チーム。

男子チームの呼称は、「ポセイドンジャパン」。東京オリンピック2020でキャプテンを務めた大川慶悟選手、ゴールキーパーの棚村克行選手をはじめ、男女ともに多数のオリンピック選手が参戦します。

以前はシンクロと呼ばれていた「アーティスティックスイミング」

「アーティスティックスイミング」は、音楽に合わせて演技を行う採点競技で、バレエのように華麗な動きと、華やかなコスチュームも見どころです。技の完成度、プログラムの芸術性、スイマーの表現力などを採点し、テクニカルルーティーンとフリールーティーンの合計得点を競います。

以前はシンクロナイズドスイミングと呼ばれた競技で、いかにペアまたはチームで一致した演技ができるかも重要視されます。

日本代表チームは「マーメイドジャパン」の名前で親しまれ、東京オリンピック2020ではデュエット、チームともに総合4位に入賞しました。世界水泳2023では、日本のエース・乾友紀子選手・吉田萌選手をはじめ、オリンピック選手が多数出場します。

【競技種目】

テクニカルルーティーン
・ソロ(男子・女子)
・デュエット(女子・混合)
・チーム(男子2名まで)

フリールーティーン
・ソロ(男子・女子)
・デュエット(女子・混合)
・チーム(男子2名まで)
・アクロバティックルーティン(男子2名まで)

水のマラソン「オープンウォータースイミング」

「オープンウォータースイミング」は、水のマラソンとも呼ばれる、海や川などで行われる長距離水泳です。今回の福岡大会では、シーサイドももち海浜公園が会場になります。東京オリンピック2020代表に選出された、南出大伸選手などが出場します。

【競技種目】

男子
・5km
・10km

女子
・5km
・10km

リレー
・6km

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