「平成の怪物」として輝かしい成績を残してきた松坂大輔選手。
日本に復帰後は、中日での1シーズン以外では、活躍出来ませんでしたが、高校時代から日本熱狂させてくれました。
その軌跡を振り返りたいと思います。

春夏連覇を達成した横浜高校時代

横浜高校時代は、練習嫌いで、練習をあまりしていなかったが、2年生の夏の大会の神奈川県大会準決勝で、自らのミスでサヨナラ負けを喫し、それ以降、心を入れかえ練習臨むようになったと言われています。

それから辛い練習を重ね、高校生ながら150キロを超える直球と、鋭く曲がるスライダーを武器に打者を翻弄。
3年生最後の甲子園では、準々決勝で現日本テレビアナウンサーの上重聡さん率いるPL学園と激闘を繰り広げ、延長17回という熱戦を一人で投げきり完投勝利。
そして決勝戦では京都成章高校相手に史上2人目となる決勝戦でノーヒットノーランを達成し、日本一に輝きました。

ドラフトでは、日本ハムファイターズ、横浜ベイスターズ、西武ライオンズの3球団が抽選し、西武ライオンズが見事引き当てドラフト1位で西武ライオンズに入団しました。

鮮烈デビューから始まった西武ライオンズ時代

入団1年目から先発ローテーションに入り、4月7日にプロ初先発を果たしました。

その試合で、155キロの超速球を披露し、8回2失点というピッチングで、プロ初先発、初勝利を達成しました。
プロ1年目のルーキーイヤーで16勝5敗というルーキー離れした成績を残し、最多勝のタイトルと、新人王を受賞しました。

その後、入団から3年連続で最多勝のタイトルを獲得すると、1999年から2006年の西武ライオンズ在籍8年間で、沢村賞1回、最多勝3回、最多奪三振4回、最優秀防御率2回など様々なタイトルを獲得。

日本プロ野球在籍8年間で108勝60敗と素晴らしい成績を残し、2006年のオフにメジャー移籍を表明し、ボストンレッドソックスに入団しました。

ポスティングから熱狂されたメジャー時代

メジャー挑戦1年目は、4月5日のロイヤルズ戦にメジャー初登板し、7回を1失点に抑える好投で、メジャー初登板、初勝利を達成しました。
ローテーションを守り抜き、15勝12敗という成績を残し、日本人初のワールドシリーズで勝利投手となり、ワールドシリーズ優勝にも貢献しました。

メジャー2年目には、さらに実力を発揮し、リーグ3位の防御率2.90、リーグ4位の18勝、リーグ2位の勝率,857を残しました。
しかし、それ以降は怪我などで思うような成績を残すことができず、2012年にニューヨークメッツに移籍。
2014年のシーズンオフにフリーエージェントとなってしまいました。

メジャー8年間で56勝43敗という成績を残し、2014年のシーズンオフにソフトバンクホークスに移籍し、日本球界に復帰となりました。

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