スマホを使う現代人は「猫背」になりやすい!

スマホをよく見る、座るときには背もたれによりかかる、足を組むことが多い、写真を撮るときにあごを引くように言われる。この中で、1つでも当てはまると「猫背」になっている可能性は十分にあるそうです。スマホを良くみるなんて、ほとんどの方がそうじゃないでしょうか。それだけ現代人は猫背になりやすい環境にいるんです。

人間の背骨は緩やかにS字を描きながら頭部を支えていますが、胸の部分の胸椎のカーブがきつくなった状態が「猫背」です。パソコンやスマホなどを扱うときには、特に前かがみになりやすいので、意識して姿勢を正さないと、「猫背」の状態まま固まりがちになります。

「猫背」がクセになるのはなぜ?

「猫背」がクセになる理由は、猫背の状態が楽に感じるからです。背筋が伸びた姿勢を保つには背筋や腹筋を使うので、猫背の方が楽なイメージがありますが、実際は猫背の方が筋肉にかかる負担が大きいんです。しかしそのまま猫背の状態を続けることで、脳が“猫背の状態が自然”と誤認し、クセになってしまうそうです。

もちろん、「猫背」は正しい姿勢ではなく、心身ともに悪影響を及ぼすので注意が必要が必要です。まず、肩が前に来て胸が閉じた状態になるため、胸郭の働きが鈍くなって呼吸が浅くなり、代謝機能が落ちてきます。酸素の摂取量が減れば、脳などの活動にも悪影響を及ぼします。運動能力が低下するほか、勉強していても集中力が高まりにくいなどの問題が起きるんです。

また頭が前に突き出した状態だと、背中や肩の周辺にある僧帽筋が頭を支えようと緊張して固くなります。頭部は全体重の約10%を占めるといわれ、それを支える僧帽筋には相当な負荷がかかり、肩こりになります。背骨は自律神経などの通り道と言われているので、背中が丸いと神経が圧迫され、様々な体調不良を招き、片頭痛や内臓機能の低下などにつながる恐れがあります。「猫背」は、姿勢が悪く見えるだけではなく、深刻な症状に発展しかねないんです。

ちょっと意識するだけでも「猫背」は改善できる!

働いている人はオフィスでの姿勢に気をつけましょう。椅子に座るときは背筋をしっかりと伸ばし、足の裏を床に着けて、足首や膝の角度をほぼ直角にします。肘を90度曲げたところにパソコンのキーボードなどを置く。画面は最上部が目の高さにくるように調節する。30分間作業をしたら席を外し、首筋を伸ばすようにしましょう。

また、体の胴体部分にあたる体幹の筋肉を鍛えると姿勢がよくなりますので、体幹を鍛えるために、電車通勤時は座らずになるべく立ようにするとよいでしょう。

帰宅後は、軟らかなソファに座るのは避けましょう。座面が軟らかいソファは背中が丸くなりがちなので、硬めの椅子に座るようにしましょう。

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