歯や骨に

小松菜のカルシウム含有量は100gあたり170mg(茹での場合は150mg)と多く、野菜類トップクラスに入るほど。カルシウム含有量はほうれんそうの3倍以上となりますから、野菜から補給した場合にはかなり効率の良い食材と言えるでしょう。カルシウムは骨や歯に存在するミネラルで、不足すると骨密度低下による骨粗鬆症リスクが高まる・歯がもろくなることが指摘されています。カルシウムの適切な補充は骨や歯の丈夫さを保つために必要ですし、骨の結成(カルシウム沈着)に必要とされるビタミンKも小松菜には含まれています。
このためお子さんの成長のサポートや加齢による骨粗鬆症予防にも小松菜は役立つと考えられています。カルシウムをより効率的に取り入れたい場合であれば骨や歯の発育を促すマグネシウムとマンガン、カルシウムの吸収・沈着を助けたり血中カルシウム濃度を一定に保つ働きを持つビタミンDを含む食材と合わせて摂取すると良いそうです。キクラゲや日光に当てたシイタケなどと組み合わせると、カルシウムを有効利用できると考えられます。

ダイエット効果

緑色の葉物野菜の色素成分である「ネオキサンチン」という成分には、体重の増加を抑える抗肥満効果があるそうです。
血液内のコレステロールや中性脂肪をため込まずに低下させ、さらに脂肪が体内に吸収されるのを抑えてくれる効果があるので、体重の増加を抑えられるそうです。
また、アブラナ科に含まれている「イソチオシアネート」のデトックス効果によって、体内の不要な毒素や老廃物を排出することで、さらにダイエットの効果を引き上げてくれます。
また、小松菜はカロリーも低いので、ダイエットに向いている野菜と言えます。

むくみ予防

小松菜は生100gあたり500mgと野菜類の中でもカリウムが豊富な食材。同グラムで比較した場合はカブやレンコンの約2倍のカリウムを含んでいますから、カリウム補給源として高血圧やむくみ予防にも効果が期待されています。カリウムはナトリウムと競合して細胞内外の浸透圧を調整するミネラルで、ナトリウム量が多い場合はそれを排出させる働きもあります。
カリウムが不足しナトリウムだけが過剰になると、人の体は水分を取り込んでナトリウム濃度を保とうとします。塩辛いものを食べた後に喉が渇くのも、身体が危険を感じて水分を取り込もうとしているサインですね。血中ナトリウム濃度を保つために水を入れて薄めるような形になりますから、結果として血液量が増えて血液を送り出す心臓に負担がかかって血圧が高くなる・むくみが表れるというわけです。カリウムを適切に摂取することでナトリウムや水分の排出を促してくれるため、高血圧やむくみの予防・改善に繋がると考えられます。

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