インフルエンザには「紅茶」が効く!!

インフルエンザウイルスは、毎年変化していて、昨年のインフルエンザには免疫があっても、今年のインフルエンザには効力がないということもあります。このウイルスに対し、「紅茶」が含む紅茶ポリフェノールが吸着能力を発揮します。「紅茶ポリフェノール」とは茶に含まれる成分のカテキン類が発酵過程で変化し、生まれたもので、インフルエンザウイルスの感染力を奪います。通常飲む紅茶の濃度で、インフルエンザウイルスの感染性をわずか15秒で99.9%失わせることが可能という結果も出ているそうです。

インフルエンザウイルスA型(トリ、ブタ、ウマ、ヒトを含む)、B型、昔のウイルス、今の「新型」問わず、すべてのインフルエンザウイルスに顕著な効果が認められているそうです。

また、インフルエンザに感染してから熱が下がるまで、平均3〜4日間を要しますが、ウイルスの排出は感染から4〜6日後まで続いています。熱が下がったからといって治ったわけではなくウイルスを周囲に撒き散らしている状況に変わりはありません。インフルエンザ予防は、人からもらわない、人にあげないことなので、熱が下がっても、口腔内に残っているインフルエンザウイルスを紅茶で失わせることができれば、周囲の家族など、健康な人への感染予防に大きく貢献します。

ウイルスを無力化する「紅茶ポリフェノール」

インフルエンザウイルスの表面は、突起状のたんぱく質「スパイク」で覆われていて、このスパイクでヒトの呼吸器粘膜の細胞表面に吸着し、細胞に侵入することで人体にウイルス感染するのだそう。一方、紅茶に含まれる紅茶ポリフェノールには、このスパイクにくっつき、スパイクが細胞に吸着しようとする力を奪う働きがあるのだそうです。

つまり、紅茶を飲むと、紅茶ポリフェノールの力が働いて、ウイルスを無力化したり、感染を阻害する効果が期待できるというわけなのです。

飲むときはストレートか、レモンティーで

ウイルス対策で飲むなら、ストレートかレモンティーで飲みましょう。ミルクティーでは紅茶の有効成分の紅茶ポリフェノールがミルクのタンパク質に取り込まれてしまうため、ウイルスの感染力を奪う効果がなくなってしまいます。同様に、豆乳(大豆タンパク)、マシュマロ(卵白・ゼラチン→ともにタンパク質)なども感染力阻止の効果がなくなる可能性がありるそうです。

また、少し甘くして、飲みやすくしても大丈夫だそうです。温度に左右されないそうなので、ホットでもアイスでも。リーフでもティーバッグ、粉末でも、どんな紅茶でも大丈夫なのは嬉しいですね。

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