βカロテンが豊富

β-カロテンは、つるむらさきのような緑黄色野菜に多く含まれている栄養で、体内で必要なときにビタミンAに変換されて使われます。
そのため、皮膚や粘膜を健康に保ったり、視力機能を向上させたりする効能があります。
また、強い抗酸化作用があるため、老化防止やアンチエイジング、免疫力の強化にも効果が期待できます。

便秘解消、むくみ予防

食感などから便秘に良さそうなイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。しかしツルムラサキの食物繊維含有量は100gあたり2.2gと、食味の似ているモロヘイヤやほうれんそうよりは少なめとなっています。補給源としては十分に役立つ食物繊維量ですが、ツルムラサキでないと効率が悪いということはありません。ツルムラサキ100gあたりの食物繊維の比率としては水溶性食物繊維が0.6g/不溶性食物繊維が1.6gとなっており、不溶性食物繊維が多いので蠕動運動の促進や腸の老廃物を掻き出す働きなどが期待できます。
加えてツルムラサキは100gあたり210mgとカリウムも含まれています。カリウム含有量は野菜類の中でも多い部類ではありませんが、カリウムを運搬してくれるマグネシウムが豊富なこと・ビタミンEやビタミンCなど血管と血流をサポートしてくれる成分も含まれていることから、むくみ軽減にも役立つと考えられています。

骨粗鬆症予防

ほうれんそうやモロヘイヤと比べるとやや弱く感じますが、ツルムラサキはミネラルも比較的多く含む野菜。特にツルムラサキに多く含まれているミネラルとしてはカルシウムが挙げられます。ツルムラサキ生100gあたりのカルシウム含有量は150mgと野菜類ではトップグループに入るほどで、同グラムで比較すると牛乳やヨーグルトを上回ります。カルシウムは骨や歯を丈夫に保つ働きがあるミネラルですし、ツルムラサキには骨の形成に関わるマグネシウムも多く含まれていますので、お子さんの成長サポートや骨粗鬆症予防に役立ってくれるそうです。

関連するまとめ

1800年代半ばには長崎に漂着した外国人が豆萌(もやし)の栽培方法を伝え、長崎から全…

もやしと聞くとどんな栄養があるのだろうとか、 体にいいのかな、など思ったりしてしまうのですが、実はかなり凄い…

関連するキーワード