はじめに

野球のルールにおいて、故意落球というのがありますね。例えばノーアウト1塁、ワンナウト1塁などで、バッターが内野にライナーを打ってしまって、ランナーはもちろん帰塁します。そのライナーを内野手がわざと落として、ダブルプレーを取る行為ですね。これは審判団の判断で、故意落球と判断されれば打者アウトと判定されて、1つのアウトしか取れないかたちになります。今回はこの落球について紹介したいと思います。

内野の故意落球

先程上記でも説明しましたが、

無死または一死で走者が一塁にいる時、打者がフェアの飛球またはライナーを打った際に、それを内野手が普通の守備行為を行えば捕球できると判断されたものをグラブや手でボールに触れてたあと、故意に地面に落とした場合に審判の宣言により適用される規則。

補足で言うと、小フライをショートバウンドで捕ってダブルプレーを狙う行為は故意落球にはならないです。内野手のテクニックが問われるプレーとなりますね。

外野の故意落球?

プロ野球で行われた例をあげると。

2018年5月27日阪神対巨人戦での出来事。最終回、巨人は一死満塁から長野が左翼に大きな飛球を放った。犠牲フライには十分な当たりだったが、左翼手の中谷が捕球→送球の流れの中で落球してしまう。これが完全捕球ではなく「ノーキャッチ」と判定され、ボールは中谷から三塁へ、その後、二塁に転送され「レフトゴロ併殺」となってゲームセットとなった。

グラブなどに触れてからわざと落球して併殺を狙う「故意落球」は内野手のみに認められるため、このルールは適用されず。試合後、由伸監督は審判団に食い下がったが、何ともトホホな幕切れとなってしまった

基本的にルール上でも外野では故意落球がない為、打球によってわざと落としてダブルプレーを狙える事ができます。

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