はじめに

社会人野球の大会、都市対抗野球が7月13日から12日間東京ドームで行われます。

今ではテレビ中継もあり有名にはなっていますが、まだまだ都市対抗野球を知らないという人が多いです。同じ野球と言えども高校野球や大学野球、プロ野球とも異なる独特の雰囲気や応援団、チアガールも魅力的です。

今回はそんな都市対抗野球について紹介したいと思います。

都市対抗野球とは?

日本野球連盟の公式ホームページによると1927年(昭和2年)8月3日、神宮球場で12チームが出場して第1回大会が開かれた。開催のアイデアを出したのは東京日日新聞(現毎日新聞)の記者、島崎新太郎だった。当時、野球は中等学校(現在の高校)、東京六大学野球が人気を集めていたが、プロ野球はまだ発足していなかった。だからファンが、かつて中等学校や大学野球の花形だった選手のプレーをもう一度見たいと願っても不可能だった。こうしたファンの要請に応えるため、島崎は米国の大リーグのように都市を基盤とした実業団野球の開催を思いついた。東京日日新聞も、第1回早慶戦で早稲田大の主将で、島崎と同期だった橋戸頑鉄(本名・信)を客員に迎えて準備を重ね、大会にこぎ着けた。

2017年の優勝はNTT東日本

2017年第88回本大会。NTT東日本野球部は36年ぶりの念願をかなえます。

東京都代表決定戦から毎試合、好調打線で大量得点を奪い、とんとん拍子で三連勝、東京都第一代表として東京ドームへ乗りこんだNTT東日本は、本大会でも快音を響かせてドームを沸かせます。

二回戦で昨年の夏秋ともに敗戦を喫したトヨタ自動車に雪辱を果たし、大会連覇を阻止するとさらに勢いは止まらず、確実にチャンスを引き寄せる強力打線で並み居る強豪チームを撃破。6年ぶりの決勝戦でも4本の本塁打を放ち圧巻の勝利を収め、1981年(電電東京)以来2回目、NTT東日本としては初の優勝、「黒獅子旗」を獲得しました。

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