5月20日日曜日に東京競馬場にて第79回オークスが開催され、ルメール騎手騎乗の桜花賞馬アーモンドアイが先行集団からの追走を選択し、最後の直線で一気に馬群の真ん中から力強く伸びて、最後が突き抜けて優勝しました。人気に応えたアーモンドアイは、桜花賞に続きこれで牝馬クラシック2連勝。鞍上のルメール騎手は昨年のソウルスターリングに続き、2年連続の優勝となり、本馬を管理する国枝調教師は2010年のアパパネ以来となる2勝目をあげました。2着には2馬身差で川田騎手騎乗のリリーノーブルが入り、3着には1馬身3/4差で石橋騎手騎乗の2番人気ラッキーライラックが入ったレースでした。

レース内容

スタートはほぼ前頭出揃ったかたちではじまりました。その中からサヤカチャンが抜け出し、あっという間に4馬身ほどのリードで馬群を引き連れかたちとなりました。2番手にはハナ争いを早々とやめたランドネが続き、そこからさらに2馬身あいたところにリリーノーブル、その直後にカンタービレ。半馬身空いたうちにはラッキーライラック、そしてその外後方にこの日は先行に位置したアーモンドアイがピッタリとラッキーライラックをマークする感じで続き、レッドサクヤ、マウレア、サトノワルキューレが続きました。後方にはオールフォーラブ、パイオニアバイオ、ウスベニノキミgq並走。そこから1馬身差でシスターフラッグ、ロサグラウカ、トーホウアルテミスが続き、更に離れたところから追走でウインラナキラ、2馬身離れたところに最後方のオハナといった隊列でした。前半1000m通過は59秒6とややハイに流れた感じですが、実際に馬群が通過は61秒台だっと感じでややスローといった流れ。サヤカチャンのリードは5馬身以上つけた感じでした。3コーナーカーブあたりでサヤカチャンとの差もなくなり、直線へ向いとところで吸収。変わって先頭に出てきたのが内で脚を溜めていたリリーノーブル。その直後にラッキーライラックはなかなか伸びず苦戦。外からの馬が急激に伸びてきたものの、そこは地力上回るラッキーライラックが踏ん張る感じ。馬群の中からアーモンドアイが突き抜けて、残り200mでリリーノーブル交わし先頭へ。更にジワジワと差が広がり気がつけば2馬身差の圧勝劇dwオークスを制覇しました。2着争いはリリーノーブルとラッキーライラックの叩き合いも、リリーノーブルがなんとか逃げ切って2着。末脚が伸び切れなかったラッキーライラック3着といった結果でした。

アーモンドアイ

勝ったアーモンドアイは桜の女王、そして世代の女王と二冠を手にした感じで、当初心配されていたロードカナロアの血でもある距離適性面なんのその。母フサイチパンドラもオークスを制覇していたということで、母の持久力もしっかりうけついだ一頭ということになりますね。また母子でオークス制覇という素晴らしい1ページを作ってくれた感じでした。残る王冠は1つ。秋華賞を制覇し牝馬クラシック完全制覇へ。ジェンティルドンナ以来となる快挙をこの目でしっかりと焼き付けたいですね。余談ですが、秋華賞に勝ったら、ジャパンCへいくことも考えられるかなと。楽しみです。

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