先週の日曜日は中京競馬場にて第2回金鯱賞が行われM.デムーロ騎手騎乗の1番人気スワーヴリチャードが圧勝で優勝しました。道中はかなりのスローペースの中で珍しく先行2番手で追走し、直線では持ち前のトップスピードの質を活かし逃げるサトノノブレスをとらえて優勝といった流れでした。鞍上のデムーロ騎手、本馬は管理する庄野調教師ともに本レース初勝利をおさめました。2着には幸英明騎手騎乗の8番人気サトノノブレスが、3着には1馬身ほど遅れて2番人気でルメール騎手騎乗のサトノダイヤモンがはいりました。

レース内容

スタートはややバラついたスタートで、アクションスターが出遅れて後方からの展開となってしまいました。注目されたのが、誰が先頭に立つかという点でしたが、この日はサトノノブレスが押してハナに立つ展開へと持っていった感じでした。サトノ陣営的にはフォワ賞や凱旋門賞でやったサトノノブレスを併せ馬状態にする目論見があったのかなと感じます。サトノノブレスの後ろにはダッシングブレイズ、ヤマカツエース、その外にスワーヴリチャードがやや掛かり気味にサトノノブレスに並びかけるまで登っていき、4番手あたりにサトノダイヤモンド。後方集団にはブレスジャーニー、メートルダールの4歳馬コンビ、更に離れてデニムアンドルビー、最後方には遅れたアクションスターという隊列ができ展開しました。前半1000m通過は63秒と、やはり逃げ馬不在が響いてペースはかなりのスローでサトノノブレスがに出ている状態。早々と先行2番手に持っていったスワーヴリチャードが追走し、3連覇かけて挑んでいるヤマカツエースが3番手、その後ろにサトノダイヤモンと役者が好位につけての中盤。最終コーナーを曲がる頃にはサトノノブレスが後続に3馬身のリードをつけて直線へ。先頭のサトノノブレスとの差をジリジリと詰めてきたのはトップスピードにのったスワーヴリチャード。完全に二頭の優勝争いを続ける中、ヤマカツエースとダッシングブレイズはキレ負けで後退。変わって外からサトノダイヤモンドが脚を伸ばしてきましたが届かず3着フィニッシュ。優勝争いはスワーヴリチャードが粘るサトノノブレスをゴール手前で交わして優勝。といったレース内容でした。

スワーヴリチャード

勝ったスワーヴリチャードは今年の初戦を見事に白星スタート。直線ではややブレていたところもあり、この辺を調整できれば更に馬の背も期待できる感じでまだまだ成長過程といったところでしょうか。ダービー2着はマグレではないというにを証明するに十分すぎる内容でした。次走は大阪杯。軸にしたくなる強さでした。サトノダイヤモンドも3着と敗れはしたものの、上がり最速を叩き出し意地を見せてくれた感じでしたね。まだまだ精神的に不安定のようですが、ここで叩けたのがかなりのプラスになるにかなといったところで強豪復活を期待しています。

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