テレビ東京杯 青葉賞

シンボリクリスエス、フェノーメノといった強馬が通った道。日本ダービー前哨戦として、2着までに優先出走権が与えられるレースとなっています。
ここまでアザレア賞、スプリングステークス、京成杯と勝ち上がってきた3歳馬。コマノインパルス、ウィンブライト、アドミラブルといった面々が虎視眈々と日本ダービーの王冠を狙っています。
先日の皐月賞は大波乱を呈し、いよいよわからなくなってきた今年の3歳馬勢。圧倒的強さを誇っていたと思われたファンディーナや、桜花賞に出走したソウルスターリングもまさかの敗戦。牝馬だけではなく、牡馬も混戦状態でカデナやスワーヴリチャード、サトノアレスといった有力馬もコケて、伏兵のアルアインが3歳クラシックでVといった模様です。どうなる、今年の3歳馬。
思えば昨年の3歳馬は構図がハッキリとできており、皐月賞を獲ったディーマジェスティに日本ダービーを獲ったマカヒキ、そして菊花賞を獲ったサトノダイヤモンドと、その他、ミッキーロケットやエアスピネル、レインボーラインにミライヘノツバサなど有力馬はいましたが、どちらかと言えば順当に勝ってきた世代でした。
今年の3歳馬勢は牡馬・牝馬が入り混じっている混戦状態。今年の日本ダービー馬の王冠はどの馬に輝くのか?予想が難しいです。
さて、その日本ダービー前哨戦の青葉賞の優勝有力馬を少し見てみたいと思います。

アグネスウィン
アドマイヤウイナー
アドミラブル
イブキ
キングズラッシュ
サーレンブラント
ショワドゥロワ
スズカロング
タガノアシュラ
ダイシンクイント
ダノンキングダム
トリコロールブルー
ベストアプローチ
ポポカテベトル
マイネルフェーン

以上、15頭の発走です。

アドミラブル

デビュー戦となった2歳新馬では9着と、やや不安を感じさせる結果に終わりました。レース後に喉の手術を終えた翌3歳未勝利戦では、2着以降に0.4秒差もつけての圧巻。更に、前走となったアザレア賞では、最後の直線200mで鞭が入ると直ぐに反応し、そこまで競り合っていた他馬をグングン突き放し、4馬身の差で勝利しています。結局、初戦となった2歳新馬では呼吸がうまく出来なかっただけというとで、手術は適切な判断だったということですね。特性は差し馬ですが、レースの展開によって先行も出来そうな馬でもあります。
アドミラブルを担当する蛭田助手によると、同じ担当馬のアンビシャスよりも上をいく逸材と話されていました。これは大物になる予感。
サトノアーサー、カデナ、アルアインに割って入る逸材かどうか、この青葉賞で判断ですね。
血統は、父・ディープインパクト、母・スカーレットで、調教師は音無秀孝さんです。血統的にはダービーを十分に狙える下地のある馬です。間違いなく人気上位のオッズを付けることになると思います。

関連するまとめ

期待の重賞馬を横目に!遂に快挙だシャケトラ!

どうしたゴールドアクター!と言いたいところですが、新たな強豪が頭角を現しはじめましたよ。

末脚鋭くパフォーマプロミスが重賞初制覇!今年の日経新春杯

ミッキーロケットの負けパターンのレース展開で、ミッキーロケットの底力を試されたレースでした。