打率・本塁打・打点・出塁率・長打率・守備率・・・
野手の評価を数字で示し場合色々ありますが、日本ではまだあまり耳にしない、知っているけどどういったもんかわからない。
そんなメジャー流の野手の指標を一部ご紹介。

OPS

得点の多い方が勝つという野球のルールにおいて、攻撃のランキングが常に打率順で掲載されていることに彼らが疑問を持っていたことに始まった数値で、日本でも目にする機会は多くなっています。
OPSのメリットは得点との相関性が高い点です。

計算方法は非常に簡単で、出塁率と長打率とを足し合わせた値がOPSとなります。

OPSの評価は下記の通りになります。
A素晴らしい.9000以上
B非常に良い.8334 - .8999
C良い.7667 - .8333
D並.7000 - .7666
E平均以下.6334 - .6999
F悪い.5667 - .6333
G非常に悪い

日本でも有名なバリーボンズのOPSは驚異の1.422を記録したシーズンがあります。
変態ですね。

UZR

「リーグにおける同じ守備位置の平均的な選手が守る場合に比べて、守備でどれだけの失点を防いだか」を表す数値です。

UZRの算出においては、まずグラウンドを多数の「ゾーン」に区分し、各ゾーンについて発生した打球の種類(バント・ゴロ・外野へのライナー・外野へのフライ)や速度(遅い・中間・速い)を記録する。そしてそれぞれのゾーンにおいて生じた特定の種類の打球についてリーグ全体でどれだけのアウトが記録されたかを算出する。このデータを基に、個別の野手のプレーを評価し、各種の補正を合わせて「リーグにおける同じ守備位置の平均的な選手が守る場合に比べて、守備でどれだけの失点を防いだか」を計算する。
この為、調査会社がおり、個人で計算することができない指標となっております。

日本でも2009年からデータスタジアム社による算出が始まり、2012年から合同会社DELTAによる算出が始まっています。

UZRの評価は下記の通りです。

評価UZR
ゴールドグラブ級+15
優秀+10
平均以上+5
平均0
平均以下-5
悪い-10
非常に悪い

WAR

WARは「そのポジションの代替可能選手(Replacement)に比べてどれだけ勝利数を上積みしたか」を表す指標で、野手の総合評価を表す指標です。

代替可能選手とは、「平均以下の実力で、容易に獲得できる選手」、すなわち3Aから昇格させたり、ウェーバー経由や後日指名選手で獲得できる控えレベルの選手を指すしたり、「FA市場において最低年俸水準で獲得できる選手、またはトレードにおいて最小限の損失で獲得できる選手」と定義されています。
メジャーでは、WARは算出方法が複数存在し、それによって値も異なってくるようで、大手スポーツ専門局であるESPNは「Baseball Reference」版(rWAR)を公式記録として採用しています。
WARの評価はより細かいもう1社参考に下記の通りです。
評価rWAR
MVP8.0以上
スーパースター5.0 - 6.0
オールスター4.0 - 5.0
好選手3.0 - 4.0
レギュラー2.0 - 3.0
先発メンバー1.0 - 2.0
控え1.0以下0-2.0

まとめ

メジャーでの指標はまだまだあります。
三振と四球の割合や、ホームラン1本打つのに必要な打数などなど。
メジャーに限らず、アメリカのスポーツは数字が大好きで、色々な指標があります。
一度調べてみてはいかかでしょうか。

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プロ野球選手のベテラン(1979年生まれ)

経験豊富なピッチャー、キャッチャー。

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中山葵

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球技は特に大好きで、バスケをよく観戦しています。
今までスポーツは観る専門でしたが、これからは色んなスポーツをやっていきたいと思っています。

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