毎年感じる秋もだいぶ深まってきたなと思うのは、今週末に開催される府中牝馬ステークスの開催でおもうことですね。理由は、私が未婚の若い頃、彼女にフラれた翌日に東京競馬場に行き、見事に3連単を当てたという思い出があり、そのレースが府中牝馬ステークスだったといった感じですね。いやー、あの頃は若かったと、毎年歳を積み重ねていくごとに思いが強くなっていきます。青春でした。
その私にとっても思い出深いエリザベス女王杯のステップレース・府中牝馬ステークスが今週末に東京競馬場にて開催されます。
昨年はクイーンズリングがここで勝ち、本線のエリザベス女王杯を制覇。単なるステップで終わるのか、はたまた陣営がその先を見添えて調整させるために出走させているのか、もしくは府中牝馬ステークスを目標として叩いてくるのか。その辺もしっかり見極めて予想となるので、荒れたりガチガチだったりと、その年によって全く違うのも特徴かなと思います。
今年も最強牝馬を狙う競走馬が揃いました。

アスカビレン
アドマイヤリード
キンショーユキヒメ
クイーンズリング
クインズミラーグロ
クロコスミア
ゲッカコウ
デンコウアンジュ
トーセンビクトリー
ハッピーユニバンス
バンゴール
ミスパンテール
リエノテソーロ
レーヌドブリエ
ロッカフラベイベー
ワンブレスアウェイ
ヴィブロス

以上、15頭の出走予定馬です。

ドバイのキレを府中でも!ヴィブロス

ここ5年間の表彰台を飾っている競走馬の中には、必ずディープインパクト産駒が名を連ねています。今回の府中牝馬ステークスに出走する中でディープインパクト産駒はたったの一頭。それがヴィブロスになります。昨年の秋華賞馬のヴィブロスの戦績は9戦4勝の4-2-0-3。
ここまでのパターンからいって、スローな展開からのロングスパートという感じで、そのロングスパートのトップスピード持続力は一級品と言える域に達しているのかなと思います。あとは鞍上のルメール騎手が道中のポジションをどう捉えて行くか?といったところ。ペースに流れて直線だけの勝負となるようであればアドマイヤリードやクイーンズリングのスピードの質では若干劣るようなイメージです。総合力に加えたトップスピード持続に持ち込めるスロー展開であるのなら、3コーナー通過後に一気に駆け上って、おそらく前を行くクロコスミアやゲッカコウとの差を早々と詰めたいところ。また天気予報によると馬場も若干渋る感じなので、ヴィブロスにとってはプラスに計らうとも思っています。
あとはステップレースということで、どこまで追い込んでくるか?といったところでしょうか。個人的には本命視していますが、当日まで悩みどころです。

前走はアクシデントあっての失速!クイーンズリング

昨年の府中牝馬ステークスを勝ち、エリ女も制したのがクイーンズリング。適性はメンバー内で1番と言えるでしょう。昨年の府中牝馬ステークスでは、相手がスマートレイアーといった強馬にも関わらず、キレ負けしていないところはしっかり評価しないとならないし、何しろ一瞬のトップスピードの質は、今回メンバー内でも1、2位を争えるレベル。前走のヴィクトリアマイルでは道が悪い内を通ってしまったという誤算と、うる覚えですが、確か蹄鉄も落ちてしまったとかのアクシデントがあったような。その中での6着というのは状態面が戻ってきている証拠かなとも思っています。個人的にはヴィブロスとクイーンズリングで迷ってしまっているところもあるくらい、本命視していきたい一頭です。クロコスミアやデンコウアンジュ、ヴィブロスあたりが近い枠順で来てくれれば予想はしやすくなるので、それを願うしかないのかなといったところです。

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