ひじきはカルシウムなどのミネラルが豊富

和食の小鉢の煮物によく出るひじき。

日本人にとって欠かせない食品のひとつですが、素晴らしい栄養効果があるのです。

まず特筆すべき栄養素はカルシウムです。ひじきに含まれているカルシウムの量は牛乳の12倍といわれています。これは海藻の中でも群を抜いた含有量です。
カルシウムはミネラルに分類される栄養で、マグネシウムとともに丈夫な歯や骨をつくり、骨粗鬆症の予防や、イライラを沈める作用があります。

便秘の解消、動脈硬化の予防、ダイエットに

ひじきには水溶性の食物繊維が豊富に含まれています。

食物繊維は第6の栄養素とも呼ばれ、体内の老廃物を排出してくれる作用や、コレステロールの代謝を促進する働き、動脈硬化を予防する効能もあります。

カロリーがほとんどないひじきはダイエットにも効果的です。

貧血や冷え症予防に

ひじきには鉄分も豊富に含まれています。

鉄分はミネラルに分類される栄養で、貧血や冷え症を予防する効能があります。

ただし、鉄分は単体では吸収されない栄養素。タンパク質やビタミンCと一緒に摂ることで吸収率が高まります。
大豆や豆腐、肉、魚、野菜などと一緒に食べると効能アップです。

高血圧や動脈硬化予防

ひじきに含まれるヨウ素は、成長ホルモンとともに子供の発育を促す作用があります。それに加え、高血圧や動脈硬化の予防にも効果があるのです。

基礎代謝を高める働きがあるヨウ素は、肌や髪、爪などを美しく保つ効能もあります。

海藻をたくさん食べる日本人はヨウ素不足の心配はありませんが、摂りすぎは甲状腺に悪影響を及ぼすこともありますので注意が必要です。

中性脂肪を減らす

ひじきにはタンニンが含まれており、中性脂肪を減らし、脂肪をつきにくくする効果があります。

また、噛みごたえのあるひじきは、満腹感を得やすく、カロリーも低いことからもダイエットには最適の食材です。

さらに、タンニンは紫外線から肌を守る働きもあるので、日焼けによるシミ・そばかす対策としても有効です。

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