東北の地・福島競馬場では七夕賞が行われている中、中京競馬場でも熱き戦いのプロキオンステークスが開催されました。いかにも夏といったわかりやすい陽気の中、体の調子も狂えば、レースそのもののペースも狂ったかのような、かなりのハイペースとなったプロキオンステークスでした。追込み場の末脚が削がれる展開となった今年のプロキオンステークスはどうなったのでしょうか?

ナイス判断の藤岡佑介騎手が導いた!?キングズガード

まずレース前に思ったことは、キングズガードが5番人気となかなか美味しい馬券ということですね。もともと基礎スピードがある馬なので、流れに乗った場合は確実に上位にくるのが予想できていた馬でした。
今回のプロキオンステークスでは、コースどりで勝利といったのがキングズガードだったのかなと思います。
スタートは12番枠からまずまずの出だしといったところですが、やはりここは控えてカフジテイクの真後ろをキープの12番手の後方からのレースとなりました。しかしスタートからトウケイタイガーとレヴァンテライオンがハナを奪い合うかたちとなり、必然的にペースは上がり、全体的に超ハイペースといった展開となりました。それでも3コーナーを通過した時点でもカフジテイクをぴったりマークは変わらず。しかし、ロスなく内をしっかりキープした立ち回りといった感じでした。4コーナー通過した際に前塞がりとなりカフジテイクは外へ外へ振ってロスしている中、鞍上の藤岡佑介騎手は、そのまま内を選択。前を行くブライトラインが抜けてくれたこともあり、前に余裕が生まれ、そこから軽く外へ振った時点ではカフジテイクを差し抜いており、一気にトップスピードで駆け抜けた感じでした。上がり3Fメンバートップの35.6は他を寄せ付けない最速の上がりラップでした。
この勝利はもちろんキングズガードの基礎スピードがあってこそが大きいところですが、藤岡佑介騎手のコースどりこそが、ラスト200mでスピードを殺すことなく突き抜けることができた要因だったと思います。重賞レース6度目にして、ようやっと制覇できたキングズガードでした。

芝スタートは困難か!?カフジテイク

25戦7勝の7-3-4-11の戦績。
今回のメンバー見れば当然のようにカフジテイクが1番人気をつけるのはわかっていたことですが、唯一の不安は海外帰りであるところでした。
今年に入り、根岸ステークスで1着、フェブラリーステークスでは3着と、国内重賞レースも調子の良い感じをキープも、3月末のドバイ遠征では5着。海外帰りは体重のプラマイも大きかったり、移送も長時間でナーバスになっていたりと、急に調子が悪くなる馬を何頭も見てきたこともあってか心配になる要素があります。今回のカフジテイクは、そんな中プロキオンステークスを迎えました。
1週間前の追い切り映像を見る感じでは、個人的な見解としてあまりキレていないように見えたカフジテイク。当日の馬体重は前走に比べて±0と少し安心できる数字でした。
スタートはまずまずといったところですが、やはり控えて後方へ。ペースはハイとなったこともあり、いつもより少し前を意識したキングズガードより前に押し出したポジショニングとなっていた感じです。正直、基礎スピードという面ではキングズガードに劣ることから、キングズガードよりも前に出せたのは良かった点かなと思います。レース展開的には4コーナーまではキングズガードとほぼ同じ内容ですが、ターニングポイントとしては直線ですね。1着となったキングズガードと異なったのは、前塞がりとなったことにより外へ外へ振りロスしたカフジテイクに比べて、無理なく内から攻めて多少の前塞がりはあったがロス最小限に食い止めたキングズガード。この時点で勝敗が決まり、必死で追い込むも、前半のハイペースで末脚をかなり削がれていたこともあり加速が鈍く、最後はやっとブライトラインを差し切るのが名一杯といったところ。結局2着ゴールインで終了した結果でした。
やはり芝スタートのダートだと、ハナ争いでペースがかなり押し上げられてしまうことで、カフジテイクがやりたいような競馬のローペースからの数段階のギアチェンジレースに持ち込めないというところ。東京コースは二重丸だが、中京は丸程度で抑えた方が良いのかもしれませんね。

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Hiroyuki.K

神宮球場のライトスタンドと西武ドームの3塁側に出没する率が高めの、ホルモン(特にマルチョウ)大好き39歳です。週末は娘と散歩をするのが私にとってのストレス発散方法です。