今週の日曜日に東京競馬場にて開催される、春のマイル王決定戦の安田記念。
ここまで安田記念の前哨戦のマイラーズカップ、京王杯スプリングカップを勝ち抜いてきた強馬たちが、春の東京競馬場に集結。
昨年の安田記念はスタートから8番人気のロゴタイプが飛び出し、それを1番人気モーリスが追う態勢になりました。そしてそのままロゴタイプが突き抜けて番狂わせのレース展開に持ち込んだ結果となりました。
モーリス、ミッキーアイルとマイル戦線を支配してきた両者が昨年引退した今、いよいよマイル戦線は混戦状態となっています。
ここまでNHKマイル、ヴィクトリアマイルと予想を大きく覆す結果となっており、やはりマイルは荒れる展開にあるようです。
昨年も8番人気、1番人気、6番人気が連対を決めて荒れた結果となりました。
今年は一体どのような形でレースが集結するのでしょう。
以下が出走馬となります。

アンビシャス
イスラボニータ
エアスピネル
クラレント
グレーターロンドン
コンテントメント
サトノアラジン
サンライズメジャー
ステファノス
ディサイファ
トーキングドラム
ビューティーオンリー
ブラックスピネル
ヤングマンパワー
レッドファルクス
ロゴタイプ
ロジチャリス
ロンギングダンサー

以上、18頭の戦いになります。

安田記念の前哨戦であるマイラーズカップで、３歳秋のセントライト記念以来の約２年半ぶりの勝利の美酒を味わったイスラボニータが安田記念に出走。常に上位に食い込んでいたため、そんなに長い間勝っていなかったのね？と感じるため、やはり強い印象を持っているのがイスラボニータです。そのイスラボニータの鞍上は、5月14日のヴィクトリアマイルでアドマイヤリードを勝利へ導き、その翌週に行われたオークスではソウルスターリングを、さらに先週の日本ダービーではレイデオロを勝利に導き、3週連続G1制覇中と、超絶好調のルメールになります。記録的にはペリエ騎手に並んだ状態ですが、もし今週イスラボニータ勝利に導けば、史上初の4週連続G1制覇という大記録ということになります。先週の日本ダービーの手綱捌きからいってキレッキレのルメールなので、記録も夢ではなさそうです。
さて問題のパートナー・イスラボニータというと、こちらも一週間前追い切りでは好調をキープしているとのこと。
昨年のようにスローペースとなった場合、3コーナーあたりからトップスピードの持続戦となり、そうなるとステファノスあたりが非常に厄介となる可能性があります。もちろん、昨年の覇者・ロゴタイプも強い競馬ができるか馬だけに、前から後ろからとプレッシャーは昨年以上にキツそうな面子です。ただこのイスラボニータは、どんなレース展開でも大崩れすることはないので、ある程度の信頼はしても大丈夫かと信じています。
あとは枠組み。できれば内枠をひき、リスク覚悟で先行できるポジションでレースを進めれば、大いにチャンスがあると思います。
皐月賞以来のG1制覇、ルメールの4週連続G1制覇、両方の思いを旨に！さあ、どうなることか！？楽しみです。

昨年の覇者・ロゴタイプ。8番人気を背負って出走した昨年は、スタートから駆け上がり先頭に立ち、そこからモーリスを背にプレッシャーを受けながらの展開も物ともせず、ラスト400mで更にギアチェンジをし2着モーリス相手に1馬身半の差で完勝しています。
前走は2月の中山記念。最後は若干スタミナ切れかと思わせる内容だっただけに心配はありまづが、それは距離が1800mだったからと感じています。この馬の良いところは、出負けしないところで、しっかりと自分が取りたいポジショニンに付けるところ。7歳となった今年も、その点の不安は一切不要のようで安心してゲートを見てられます。
今のところ7番人気と人気薄ではありますが、内枠を引き当てたのなら一気に人気も上昇する可能性はありそうです。個人的な勝手なイメージですが、どこかゴールドアクターと似ている競馬をする馬で、ゴールドアクターの距離短い版として先行し、食らいついて隙あらば突き抜ける！そんな競馬をする馬です。
今年も鞍上は田辺騎手。昨年がマグレではない事をキッカリ証明してもらいたいです。