そもそも「アゴだし」とは何ぞや?

「アゴだし」の「アゴ」は、九州や日本海側の地域で呼ばれているトビウオの別名で、そのアゴを素干しした「アゴ干し」を作り、それを破砕した「アゴ節」や、火であぶって焦がした「焼きアゴ」が、みそ汁や料理のダシをとるために使われています。これが「アゴだし」です。
関東の人々には馴染みのないダシですが、西日本の特に高級店でこの「あごだし」が使われ、料理が他のダシとは一味違った上品な味わいになる事で親しまれています。
近年その知名度も全国的に広がりつつあり、中にはペットボトルに焼きアゴの入ったダシつゆが自動販売機で売られる所もあるほど、今注目されるダシなのです。
そんな美味しいアゴだしですが、実は健康効果もあるのです。

ダイエットに最適なダシ

アゴは、100g辺り96kcal。同じく出汁を取る小魚のカタクチイワシは、100gで192kcalなので、比較すると低カロリーなのが分かります。
さらにタンパク質は21g、脂質0.5gですが、カタクチイワシがそれぞれ18.2g、12.1gなので、タンパク質は高めで脂質が大幅に少ないことが判ります。
つまりダイエットにもってこいの食材なのです。

ビタミンも豊富

ビタミンでは、美肌効果が期待できるビタミンE、B6などが含まれており、細胞の代謝を促したり貧血防止にも効果があるビタミンB12も、特に豊富です。
さらにミネラルもナイアシンやリン、カリウム、カルシウムなどが摂取できます。
ビタミンB6とカルシウムのセットは、ビタミンCと一緒に摂ることで自律神経を整えたり、イライラが抑えられたりストレス解消のはたらきもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
アゴだしが美味しくて栄養たくさんあるダシだという事がお分かりになったと思います。
昆布や煮干しのダシより少々値は張りますが、たまの贅沢、そして健康の為にアゴだしを使ってみてはいかがでしょうか?

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