ケビン・デュラント&ラッセル・ウェストブルック

8年間オクラホマシティ・サンダーでコンビを組み、プレーオフ常連までチームを強くし、NBAファイナル出場1回。昨シーズンはNBAファイナルまであと1勝まで迫ったコンビ。
来年こそは再びファイナルへ。その熱が冷めやらぬオフに、ケビン・デュラントは、あと1勝まで迫りながら、負けてしまった対戦チームの、ゴールデンステイト・ウォリアーズにFA移籍。サンダーとの残留交渉や、交渉解禁前に、オクラホマシティに家を買うために物件をみていた噂が流れていただけに、サンダーに残留濃厚と思われていた中での移籍劇に、サンダーファンならず全米に衝撃を与えました。

それまでは兄弟のような関係とまで公言していたコンビですが、関係は悪化。ウェストブルックにデュラントの事を聞いても一言二言の回答のみ。
サンダーファンの多くも『裏切られた』と思っています。

この関係悪化の中でオールスターでは同じチームになる。
大人なので露骨な事はなさそうですが、どういった事になるのか、コートに2人が同時に立つ事があるのか。ヘッドコーチも頭を悩ます事とこですね。

そんなオールスター直前に、サンダーのホームでウォリアーズとの試合がありました。ウォリアーズの一員となってから、初めてデュラントがサンダーのホームを訪れました。
案の定荒れました。
やはり移籍したチームが昨年73勝を新記録を達成したチームというのが、ちょっと物議になりましたね。

デュラントvsサンダー-ブーイング.トラッシュトーク.喧嘩勃発。ウエストブルック、ロバーソンが炸裂 - YouTube

出典:YouTube

ヤニス・アデトクンボ

今回のオールスターは、世代交代の序章といったところでしょうか。
昨シーズンで、コービー・ダンカン・ガーネットの引退。他にもオールスター出場10回以上の常連選手を選ばれ事がなく、10回以上の出場はレブロン・ジェームスとカーメロ・アンソニー。アンソニーは怪我で不出場の代替ですので、実質レブロン1人だけですね。

その世代交代の代表格となりそうなのが、22才のヤニス・アデトクンボ選手です。
アデトクンボは2013年にNBAデビュー。
ナイジェリア移民でギリシャで育ち、ギリシャのリーグからドラフトエントリーで、NBA入りです。
NBA2年目、所属するバックスのヘッドコーチに就任した往年のスーパースター、ジェイソン・キッドです。
新人王・アシスト王5回・ファイナル3回出場・NBAチャンピオン1回。通算アシスト数・スティール数では、歴代2位の記録を持っている、NBA史に残るレジェンドなのが、ジェイソン・キッドです。

そのキッドにベンチスタートを言い渡されると腹を立て、アデトクンボは、「あいつがどんなキャリアか調べてやる!」と携帯電話でキッドの経歴を検索したのです。
そのとき初めてキッドの輝かしいキャリアを知り、「ここは黙って従ったほうがいい。と腹の虫を抑えた」と雑誌のインタビューで告白しています。
若者らしい面白いエピソードですね。
アデトクンボがギリシャ出身なので仕方ないかもしれませんが、現在43歳のキッドの現役時代を知らない世代が、オールスターに選出される時代になってる事が、世代交代の波が来ている証拠ですね。

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