腰痛の原因が判明するのは僅か15%!?

あなたの身の回りでも腰痛で悩んでいる方はかなり多いのではないでしょうか?
腰痛は日本人の国民病といわれるほど多くの人に発症する障害で、特に40~60歳代の中高年に多く見られます。
日本人は腰回りの筋肉が白人や黒人よりも細く弱いため、外国人よりも腰痛になりやすい傾向があります。男女の比較では、筋力が弱い女性のほうが腰痛になりやすいと言えます。
調べてみると、腰痛の原因は腰の骨や筋肉の傷害によるものから、ストレスや他の病気によるものまで様々・・・とありますが、ストレスとは?ストレスなどの精神的なところからも腰痛になりうると言うことなのでしょうか?
実際に整形外科での画像診断でなんらかの異常が発見されてるのは、患者さんのうちでもたったの15%にすぎないようです。
そういった理由から病院で腰痛の診断を受けても原因が不明で、湿布などをもらうだけで帰されたというケースが多いようです。

原因は腰回りの筋肉が凝り固まってしまうこと!

痛みの原因として、仕事がらデスクワークが殆どで、1日勤務時間の大半がPC睨めっこで、久しぶりに立ち上がったら腰が固まって痛いと感じてしまう人が非常に比率として高い数値のようです。
一般的に腰痛の原因は、姿勢が悪いことだとか、イスが体に合っていないと言われて、クッションを購入していたりします。しかし、どれだけ高価で高機能のイスを買っても、どれだけ良い姿勢で座っていたとしても、結局、何時間も座りっぱなしでデスクワークをしていたら、腰の筋肉が固まって腰痛になる可能性があるようです。
対策として、とにかく体を動かすこと、とくに腰の回りの筋肉を動かすことです。作業中、腰が固まってきたなと感じたら、少しでもいいので腰を動かすと、固まった筋肉が動いて、柔らかくなり、また血流が良くなり、腰の回りにたまっていた疲労物質も流れていきます。
そのストレッチ方法もいろいろあるようなので調べてみると面白いと思います。

「認知行動療法」 腰痛は腰の異常ではなく脳に問題がある!?

心因性の慢性腰痛について長年研究を続けている福島県立医科大学では、意外な治療法を患者に行っているようで、普通、腰痛持ちの患者には絶対安静をオススメしますが、安静をとるのではなく、痛くても体を動かすという運動指導法のようです。
身近な目標設定をしながら行動を変えていくと、自信がついて痛みの原因となっているストレスが減っていくのだといいます。「痛くても10分だけウォーキングをしてみよう」や、「痛くても歩いて買い物に行ってみよう」など、とにかく少しだけ勇気を出して身体を動かすことが治療の第一歩とのこと。
これは「認知行動療法」と呼ばれているそうで、「できない」と思い込んでいる考え方の偏りを修正していく治療法で、筋力を維持して痛みへの不安を克服するために運動療法も継続し、心身両面から治療していくことが、心因性腰痛に1番良いとしているそうです。
若干の根性論的な要素を含んでいる治療法ですが、実際に、劇的に痛みから解放されている人が増加している事実があるようです。
福島医大では、整形外科で骨や筋肉の診察をし、心因性腰痛の疑いがあれば心理テストを行い、結果によっては心身医療科を紹介するなど、ほかの診療科と連携を取りながら治療を進めているそうで、こうした方法はリエゾン(連携)療法と呼ばれ、海外では心因性の疾患に有効だと認められています。日本で実施している医療機関はまだ少ないのが現状で、腰痛で病院に行けば現在は電気治療や鍼治療ですが、近い将来、治療ではなく心理テストで事が済んでしまう可能性がありそうですね。

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