WRC第2戦!氷と雪のラリー・スウェーデン!

WRC世界ラリー選手権2017シリーズの13戦は大まかに、特殊ラリー、ターマック、グラベルの3種類に分類されますが、スウェーデンは雪と氷に覆われた特殊ラリーです。
暖冬でもない限り、圧雪路面の雪上グランプリと呼ばれる高速イベントとなります。タイヤは幅の狭いものに400本程度のスパイクを打ち込んだ特殊タイヤを使用。タイヤの選択肢は多くありませんが、車両のパワーが重要になって来るので、各チームの仕上がりに注目です。

タイヤに埋め込まれたスパイクが氷の路面に突き刺さることでグリップを生み、ドライバーは、コースサイドのスノーバンク(雪壁)をも巧みに使いながら、コーナーを駆け抜けます。

第2戦ラリー・スウェーデンは、2月9日、カールスタードで行われるスーパースペシャルステージで競技がスタート。10日、スウェーデンとノルウェーの国境を跨ぎながら競技が行われる。11日には、コリンズ・クレストと呼ばれるジャンプの名物ポイントがあり、12日の12:18スタート予定のトルスビューパワーステージで幕を閉じ、表彰式が行われる。今年は総ステージ走行距離331.74kmの60%以上が新設になるそうです。

多くの一流ドライバーを輩出するスウェーデン

WRC - Rally Sweden 2017: TEASER - YouTube

出典:YouTube

スウェーデンは伝統ある北欧の自動車メーカーであるボルボやサーブの本拠地として特色ある製品を供給していますが、モータースポーツの歴史は長く、WRCの前身の大会の初回開催時の1950年当時はミッドナイト・サン・ラリーとして、夏期の白夜の時期に行われ、1965年から冬季開催となりました。1973年にWRCに組み込まれて以来、ラリー・スウェーデンはWRC唯一のオールスノーラリーとして開催されています。

常にシリーズの常連であるスウェーデンは、隣国フィンランドと共に多くの一流ドライバーを輩出している国でもあります。

トヨタ、開幕戦に続き、2台の完走を目指す!

トヨタは、初戦のラリー・モンテカルロで、ヤリ-マティ・ラトバラ、ミーカ・アンティラが表彰台獲得という、当初の期待を上回る成績をおさめたが、今シーズンを「数多くの学びを得るための復帰初年度」とする位置付けは変えずに、スウェーデンでも2台の完走を目指す。

TOYOTA GAZOO Racingのチーム代表であるトミ・マキネンとラトバラはラリー・スウェーデンで3回勝利しており、トヨタもまた、この場所で過去3回の勝利しています。この経験がどう活きるか注目です。

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