広島カープ25年ぶり優勝

2016年9月10日。
優勝マジックを1としていた広島カープは、マジック対象チームのジャイアンツとの直接対決。この試合に勝てば文句なしのリーグ優勝が決まる試合で、6-4で勝利を収め、25年ぶりの優勝を決めました。
投げては精神的支柱である黒田投手が勝利投手。そして優勝が決まった瞬間、ウイニングボールを手に取ったのが新井選手と、カープファンにとって漫画のような結末で優勝を決めました。
プロ野球チームの中で一番優勝から遠ざかっていた広島カープに今年一体何が起こったのか。
今回は選手についてまとめてみたいと思います。

安定した投手陣

9/11現在、リーグ1位のチーム防御率3,31を誇る広島投手陣。
その中でも、ジャクソン選手、野村選手の今シーズンの活躍が光っています。
まず、ジョンソン選手。9/11現在で、14勝6敗。防御率2,22と大きく崩れることなく、毎試合安定したピッチングを見せてくれています。ジョンソン選手は昨シーズンから加入し、昨シーズンも14勝7敗、防御率1,85で最優秀防御率のタイトルを獲得。左にエースとして君臨しています。
また、今年大ブレイクしたのが野村選手。入団1年目には新人王のタイトルを獲得した野村選手でしたが、その後思うような結果が出せず。しかし、今シーズンは、9/11現在で、14勝3敗と最多勝争いをしており、エースとして成長。彼の復活が優勝に大きく貢献してくれました。
しかし忘れてはいけないのが黒田選手です。
今シーズンは、選手にアドバイスをするなど、投手陣のサポートにも徹してくれ、1年間ローテーションを崩すことなくチームの大黒柱としてチームを引っ張ってくれました。黒田選手の存在が投手陣の好調、チームワークを養ってくれたのは言うまでもありません。
また、勝利の方程式、ヘーゲンズ投手、今村選手、ジャクソン選手、中崎選手も毎試合安定したピッチングをしてくれチームの勝利に大きく貢献してくれていました。

好調な打撃陣

9/11現在、チーム打率.275、ホームラン数144本、ヒット数1251本、得点640点と、いずれも12球団断トツトップを誇る広島打撃陣。その好調を牽引しているのが、昨シーズン、広島カープに戻ってきた新井選手。新井選手は9/11現在、98打点とフル出場していないのにも関わらず、現在打点王争いでトップ。今シーズンは若手のお手本となり、時にはいじられキャラとし、チームのムードメーカー的存在として大きく貢献。欠かせない存在となっております。
また、今シーズン大ブレイクしたのが鈴木誠也選手。
9/11現在、打率.333、ホームラン数26本、打点88点とトップクラスの成績を残しています。鈴木選手の覚醒は、広島カープの優勝に大きく貢献してくれています。記憶に新しいのは、交流戦のオリックス戦、2試合連続でサヨナラホームランを放ち、交流戦勝ち越しに大きく貢献。今やシーズンMVP候補の1人です。
守備の印象が強い菊池選手も、打率.324、ヒット数172本と、最多安打争いでトップ。勝負強いバッティングで、チームの勝利に貢献してくれています。

ベテラン2選手の存在

今シーズンの広島カープを語るには、このベテラン2選手語らずにはいられません。
上記にも述べていますが、黒田選手、新井選手の存在が今シーズンの広島カープ支えてくれていました。
絶対的存在感のある黒田選手が、投手陣をサポート。ムードメーカーの新井選手打撃陣の牽引。とてもバランスが良いチームに成長してくれました。上記の写真は、優勝を決めた後に撮られた写真で、黒田選手、新井選手の長年の苦労が実を結んだ瞬間の一枚です。このシーンを見て、涙しないカープファンはいないくらい感動的なシーンです。
本当におめでとうございます。

CS、日本シリーズに向けて

優勝は決めましたが、まだ今シーズンは終わっていません。
ここまで来たのであれば、CS突破、そして日本シリーズ優勝も夢ではありません。今の広島カープなら十分可能かと思います。
選手に皆様は、ゆっくり休んで、日本一に向けて 調整していただきたいです。悲願の日本一までもう少しです頑張れ広島カープ。
後編では、今シーズンの印象に残る試合、ターニングポイントとなった試合を紹介していきたいと思います。

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