どうも頭がすっきりしない、それって不眠かも?

昨日しっかり寝たはずなのに朝どうもダルい…。寝てもまだまだ眠たい。
こんなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
毎日、ではないけれど、布団に入ってもなかなか寝付けない、もしかしたらそれは寝不足と不眠症の間の状態、軽度の不眠である「隠れ不眠症」かもしれませんよ。

隠れ不眠症の良くないところは、治療するまでもない軽度の不眠でありながら日々の睡眠に少し問題があり、日常生活にも影響を及ぼしてしまうところ。
ストレスを抱えやすく不眠に陥りやすい日本人の性格。
実に20〜40代の約8割近くの人がこの隠れ不眠症に該当するのではないかということがわかっています。

不眠と睡眠不足、その違いとは?

不眠と睡眠不足とは、微妙にその症状に違いがあります。
睡眠不足はそれぞれ個人によって適切な睡眠時間は異なるので、個人差があります。
睡眠不足には特に定義はなくその症状に深刻さはありません。しかしながら一定の不快感は感じるでしょう。

対して軽度で短期間でありながらも不眠状態が続いたり、それによって日中の活動に何らかの支障が生じる、自身の不眠に気がついている、もしくは無自覚で放置している状態が隠れ不眠症に該当します。

また精神的なストレス等で一時的に眠れなくなるなってしまうことは、誰にだってあるものですよね。
しかし、それが頻繁に続きだしたり眠れないことによる不調が出始める症状が不眠にあたります。

あなたの睡眠は大丈夫ですか?
以下の項目に心あたりがある方はもしかしたら隠れ不眠症かも知れません。
●眠りたいのに眠れない
●眠れないから眠らない
●寝る気がないから眠らない
●寝たつもりが眠れていない
●多少睡眠時間が減っても平気
●休みの日に寝だめするから平気
●寝るよりも大切な緊急の用事があるから眠ってなんていられない

あなたはどのタイプ?

隠れ不眠症、5つのタイプ
隠れ不眠症には5つのタイプがあると言われています。

①生活不規則タイプ
日常生活における仕事や家事などが忙しく、生活パターンが不規則になってしまうことで睡眠が削られることで起こる不眠のタイプ。自身で睡眠不足を苦にしていないことが多く知らず知らずのうちに脳が疲れたり、身体機能のバランスを崩したりしている場合がある。

②自分は大丈夫タイプ
睡眠に何かしらの問題を抱えていて本格的な不眠症に一番近い状態にあるかくれ不眠タイプ。眠らなくても自分は平気、眠らないことが当たり前、睡眠時間を削ってでもやらなければならないことがある、という気持ちがあり、無意識に睡眠を犠牲にしてしまうので、やがて本格的な不眠症に陥ってしまう場合も。

③高ストレスタイプ
イライラ、無気力、無感動など、一見睡眠とは関係なさそうな精神状態ですが、実は不十分な睡眠によってストレスが顕在化してしまっている不眠タイプ。不眠によって脳が休息を取れておらず、日常生活に不満を抱いたまま過ごすことになりかねない。

④眠りが浅いタイプ
いくら眠っていても眠りが浅く、良質な睡眠時間を取れていないことで起こる不眠タイプ。睡眠をきちんととり、生活リズムが崩れているわけでもないがぐっすりと眠れない事が多く、年配の方が多く当てはまることが多いが、若年層にも現れる。

⑤初期かくれ不眠タイプ
今現在ではまだごく軽度の不眠が見られる程度、という状態の不眠タイプ。しかしながら睡眠に対して何かしらの問題を抱えていることが多く今後、明らかなかくれ不眠に発展しないとも限らない。早めの改善対策を講じることが望ましい。

少し眠たい日が続くだけでしょ、と思っている方、そんな簡単なことではありません。
日中眠たくなってしまうのは脳が不眠による睡眠不足を補おうと司令を出しているからなのです。
そしてその状態は日々蓄積されていき脳がまともに働けなくなってしまうと、眠気による遅刻や欠勤、業務効率の低下や事故に繋がることもあるのです。

健康や美容のためにも質の良い眠りがとても重要になります。
その重要さがわかっていても、ついつい軽視してしまいがちな睡眠時間。
忙しい日が続いていても、睡眠をしっかり取らなければ良い結果を招くことは少ないでしょう。
自身に少しでも思い当たる部分がある方は、これを機会に今一度自身の状態を確認し、睡眠を見直すことをお勧めします。

関連するまとめ

意外にもダイエット効果あり!秋に人気の定番スイーツ「焼き芋」

ここ数年、改めて人気になっている秋の定番スイーツ「焼き芋」。一本食べると高カロリーではありますが、意外にもダ…

ギックリ腰の対応法

いつ、何処でなるか分からないギックリ腰。まず第一は?

関連するキーワード