プロアスリートになる為の条件

どのスポーツに於いても、プロとして活躍する選手は幼少期からその競技において技術が突出して目立っていたもので、さらに言えば、そのセンスがなければそうそうプロの世界に足を踏み入れることが出来ないと思うのは誰もが納得する事実。ましてや、その類い稀に持って生まれたセンスのあるライバルが努力なんてした日には、我々凡人は太刀打ちが出来なくなる、そんな経験は学生時代に真剣にスポーツに打ち込んだ方であれば身に覚えがあるのではないでしょうか?このように類い稀に持って生まれたセンスを活かし、努力をした選手がプロの世界に足を踏み入れるための最大の条件と言っても過言ではないと思います。サッカーで言えば、キーパーからフォワードをこなし、バスケットボールならポイントガードからセンターまでこなせる。そんな小・中学生だった方が今活躍されている選手なのではないでしょうか。

元気の星 オロナミンC大塚製薬 - YouTube

出典:YouTube

憧れのあの選手も昔はエースで4番!?

「♩子供の頃からエースで4番♩」とは、35歳以上の方であれば懐かしいと思うメロディーですね?現役時代は巨人軍を引っ張るエースとして活躍され、現読売ジャイアンツコーチの斎藤さんや、これまた現役時代は読売ジャイアンツでバントの名手として活躍された現読売ジャイアンツコーチの川相さんなど、当時現役バリバリで巨人軍で活躍されていた選手を起用した大塚製薬さんの「オロナミンC」のCMでの一場面です。今でもこのメロディーと「元気ハツラツ」のフレーズが心に残っています。少し話題はずれてしまいましたが、この歌詞のように、昔も今もプロ野球選手の大半がエースで4番という方が多かったようです。小学校、中学校のチーム内で1番上手な選手が投手に選ばれ、バッティングセンスも抜群。だからエースで4番といったところでしょう。プロ選手として活躍するには、小学生当時から化け物・怪物と呼ばれるくらいの突出した技術を持っていないとプロアスリートにはなれないという事を物語っているようです。

レベルが上がるにつれて可能性が低くなる!?

小学校まではエースで4番として活躍していた選手も、中学校、高校と進学するにつれて、エースで4番というポジションを獲得するには至難な業になっていきます。これは単純な原理で、小学校の時に野球が好きで、ある程度主力として活躍された方が中学校でも野球をプレイする。そして中学校で活躍された方が高校野球へとプレイをする場を変えていきます。これは何を意味するかですが、ピラミッドで表現するなら底辺が少年野球です。私が通っていた小学校には4つのチームが点在しており、クラスメイトの大半がそれぞれのチームでプレイが出来ていたように、野球をするキッカケを作ってくれる場が少年野球ということです。それが先に述べたように、各チームで活躍した選手が中学校に集まりレギュラー争いをし、更に中学校で活躍した選手が高校野球でレギュラー争いをする構図となっていきます。次第に野球をしたくてもレベルが上がるにつれて間口が狭まっていき、満足にプレイが出来なくなります。またレベルが上がれば、中学校ではそこそこ通用していた速球も、高校野球レベルでは通用しなくなる投手も出てきたり、それがキッカケで野手へとコンバートをせざる得ないケースも出てきます。故に4番バッターになれたとしてもポジションが野手になるので、エースで4番の夢が潰えてしまうのです。いかにその座を守る難しさがお分かりになると思います。高校野球で、しかも甲子園レベルの高校に進学をし、エースで4番を獲得した選手は怪物と言えるでしょう。現に甲子園に出場しエースで4番で名を馳せた選手と言えば、福岡ソフトバンクホークスを日本一に導いた工藤監督や、平成の怪物・松坂投手が有名です。つまり、そのような野球上でいう化け物という逸材というわけですね。
また、昨今の野球の技術は一昔のそれに比べて、かなりレベルアップがされています。選手一人一人が得意とする専門のポジションを磨き、更に上のレベルでプレイをすることの方が健全なスタイルと言えるでしょう。野球に限らず、他の種目でも同様に当てはまるのではないでしょうか?

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