効果的に筋肥大させたいなら食後のトレーニングがおすすめ。食後は筋肉に栄養が行き届いており、スタミナを維持したまま高負荷のトレーニングに取り組むことができます。

しかし、注意して筋トレしないと、体にとって悪影響もあるので、注意点はしっかり理解しておきましょう。

食後30分は時間おきましょう

食後にトレーニングしているのに思うような結果が出ないという場合、その多くはトレーニングを開始する時間が早すぎるのかもしれません。

筋肉はリラックスした状態で十分に力を出せるようにはできていません。ベストコンディションの筋肉になるには交感神経が活発になることが必要。食後すぐのうちは副交感神経のほうが優位になっているのでトレーニングには不向きな状態です。

交感神経が優位になるには摂取した食事がある程度消化されるのを待つしかありません。2~3時間経てば消化が進むので、このタイミングでトレーニングを始めるのが理想です。2~3時間も待つ余裕がない方でも、最低30分は時間を置くのがおすすめ。

もし、自分のトレーニングを振り返ってみて食後すぐに始めているようであれば、ぜひ時間を置いてから行なうように心がけてみてくださいね。

食べすぎはNG

実は、筋肉に栄養を行き渡らせたほうが良いからと、お腹いっぱい食事してしまうのもNG。食べすぎの状態で筋トレして、思ったようにパフォーマンスが上がらない経験をした方もいるのではないでしょうか。

筋トレ中は筋肉に大量の血液が流れる状態になりますが、食後のすぐ後は消化を促すために消化器官へも多くの血液が必要になります。その状態でトレーニングを始めてしまうと、消化器官への血液が不足してしまうことに。

食べ物が十分に消化されなくなるので、消化不良の原因に繋がってしまいます。

消化不良のせいで気持ち悪い思いをするばかりか、体調を崩してしまうこともあるので、筋トレ前に過度の食事をするのは禁物。消化不良のせいで本来必要な筋肉への栄養も十分に吸収できなくなってしまいます。

食べ物から栄養をしっかり消化吸収し、トレーニングのパフォーマンスを上げるには適度な量の食事を心がけることが大切。お腹いっぱい食事する傾向にある方は気をつけてくださいね。

油ものは控えよう

食べすぎていないのにトレーニングの成果が上がらないと悩んでいる方はいませんか。筋トレと食事の関係は食べる量だけでなく、内容もまた重要な要素です。

脂っこい食事を好んでいる方は特に改善が必要。油物のように脂肪が多く含まれている食品は、消化が始まるまでに時間がかかり、体内への吸収が遅くなる傾向に。

特に中性脂肪は体内で分解が始まってから吸収されるまで3〜4時間かかると言われています。

食後2〜3時間経過してから始めるのが理想とされる筋トレですが、油物の消化のために4時間近くも待たなければいけないのはさすがに非効率的。質の高いトレーニングを目指すのであれば、油物はできる限り控えるように努めましょう。

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