みなさんはスピットボールという言葉をご存じでしょうか。
知らない方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなスピットボールについて少しですが紹介したいと思います。

スピットボール

スピットボールとはズバリ反則技です。変化球とは握り方や手首のスナップを効かせて球に鋭い回転を与えたり、逆に回転を抑えて変化をさせます。スピットボールは唾やグリセリン、松ヤニなどを付けて投げることにより、球の回転が抑えられ鋭い変化球になるのです。

変化球はバッターの目を惑わしタイミングを見誤らせ、空振りを狙うものです。その変化球を武器にするため、投手は厳しい練習を積み重ねて試合に挑みます。

しかし、スピットボールは簡単に鋭い変化を付けることができるのです。スピットボールを投げることで、フェアな試合を不正に満ちた不快な試合にしてしまうのです。

規制がおこなわれた

かつては野球ファンを楽しませたスピットボールですが、とうとう規制される日がやってきました。それが1920年です。1920年8月16日、レイモンド・ジョンソン・チャップマンは投球をこめかみに受け、12時間後に亡くなりました。

この事故により汚れたボールを交換するようになり、スピットボールのような危険な球種の投球が禁止されたのです。また、打撃用ヘルメットを開発する契機となりました。現在スピットボールは反則投球であり、悲劇を繰り返さないためにフェアな試合が求められます。

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