150キロを超える速球をどんどん投げ込む投手にそれを打ち返す打者。
まさに力と力のぶつかり合いともいえるメジャーリーグ。
そのメジャーにおいても、作戦上敬遠をする場面もあります。
どうしても打たれたくない場面で強打者を迎えた時に、敬遠をするケースは多くみかけます。

まさに強打者の証でも敬遠ですが、シーズン記録も持っている選手は誰で、シーズンで何回敬遠されたのでしょうか。

シーズン最多敬遠の記録を持っているのは、日本でも知名度の高いバリー・ボンズです。その数はなんと120個の敬遠数です。

2001年～2004年のバリー・ボンズの成績は化け物とも呼べる数字を残しており、ホームランも打率も残せる打者だっただけに、敬遠やむなしといったとことろでしょうか。
この年は120敬遠含む四球合計数は232四球というとんでもない数の四球数となっています。

シーズン出塁率は驚異の.609と、猛者達があつまるメジャーリーグでシーズンでアウトなった回数が、出塁より少ないという考えられない現象をおこしてしまいました。
これだけの出塁率があり長打もあるので、必然とOPSも高くなり1.422という数字でした。

2021年シーズンのメジャー最多敬遠が、ワシントン・ナショナルズのファン・ソト選手の23個だったいうこともみても、この記録がどれだけ常軌を逸しているかわかるのではないでしょうか。

2021年シーズンMVPを獲得し大活躍だった大谷翔平選手。
21年シーズンの敬遠数は20個でした。
この数は日本人メジャーリーガーのシーズン記録としては3位の敬遠数でした。
では、日本人メジャーリーガのシーズン最多数トップはだれでしょうか。
トップ10とあわせて紹介します。

1位　イチロー　27個　2002
2位　イチロー　23個　2005
3位　大谷翔平　20個　2021
4位　イチロー　19個　2004
5位　イチロー　16個　2006
6位　イチロー　15個　2009
7位　イチロー　13個　2007
8位　イチロー　13個　2010
9位　イチロー　13個　2011
10位　イチロー　12個　2008

このようになっています。
イチローに敬遠の多さは知っていましたが、まさか3位以外全てがイチロー選手だとは思いもしませんでした。
メジャーでもそれだけ恐れられていたんですね。