はじめに

メジャーリーグでも話題になりました不正投球。
ダルビッシュ有選手や大谷翔平選手も審判にチェックを受けましたね。
バッターは滑り止めに松ヤニを塗って滑りにくくしますね。
ピッチャーも滑りにくくするために、ロジンを触ったりしますね。
今回は野球で使われる松ヤニについて紹介したいと思います。

松ヤニ

松の木から分泌される天然樹脂を精製し、テレピン油を除いて得られる固形物(ガムロジン)です。天然由来のため、さまざまな用途に使われています。

滑り止めの用途として有名なのは野球のロジンバッグです。他にもバレエのトウシューズやホッケーのスティック、弓道の「くすね」などにも用いられ、ボルダリングや消防士のロープ訓練における滑り止めにも用いられています。

工業用としましては、ミツロウラップ(エコラップ)、製紙用のサイジング材(滲み止め剤)、インキ用や接着剤用の樹脂、地質調査(ボーリング)の土試料採取の際のシーリング材などに用いられます。

また、鍛金や彫金、ガラス工芸といった芸術分野で用いられるほか、松脂自体を成形して制作される工芸品にも用いられます。

ピッチャーはなぜ禁止?

アメリカのメジャーリーグで松ヤニやその他の液体を付けて投げるのは「スピッドボール」と言われ、ルールで禁止されています。(過去にはOKだったこともある)

過去にデッドボールで死亡事故が発生し、それからボールの汚れをチェックし頻繁に交換を行うようになり禁止になっています。

しかし松ヤニは滑り止めになりデッドボールなどのミスコントールを減らせる、言わばメリット的な効果もあるため禁止にしなくても?と思いますよね。

事実メジャーリーグでは松ヤニ使用は黙認されていますから。

それでもルールで禁止されている理由は、松ヤニの使用は滑り止めだけでなく「ボールの変化」もしやすくなるからだとか。

ボールが変化すれば当然バッターには不利になるので禁止されているというわけです。

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