「部活の練習中の水分補給禁止」という恐ろしい時代から、水分補給はこまめにする。という時代になりましたが、水分補給は何でも良いのかというと、そうでもありません。
実は“どんな水分を補給するのか”が大事なのです。
スポーツに向かない飲料で水分補給をすると、パフォーマンスの低下や健康への悪影響を及ぼすこともあります。
スポーツに向いていない飲料とその理由はどういったものでしょう。

水だけではパフォーマンス低下や脱水症状になる危険性もある

汗には塩分(ナトリウム)などのミネラルも含まれています。
汗に塩分がでているとよくわかる例として私が実感したのは、黒や紺の汗でビチョビチョになった練習着をそのまま干したりすると、乾いた時に塩が浮いてるんですよね。あれはなかなか面白かったです。

話はそれましたが、激しいスポーツ・トレーニングをする場合、水道水や純水など「ただの水」で水分補給をするのはNG。
水分補給は失った物質・成分を取り戻すためにあるからです。
もし水だけを補給してしまうと、血液中の塩分濃度はさらに低下します。
すると体は血液中の塩分濃度を上げようと、さらに水分を排出させます。その結果、水を飲んでいるのに脱水症状になる恐れもあるのです。

アルコール類はもちろんNG

練習前や練習中に飲むことはないと思いますが、練習後や試合の後に口にするケースもあると思うアルコール類ですが、アルコールは利尿作用が強く、脱水症状を起こしやすく、またホルモン環境が変化し、筋肉量の増加や増強に悪影響を及ぼしてしまいますので、練習後・試合後に飲むことはあまりおすすめできません。

カフェインもNG

体内の脂肪を分解し、エネルギーに変える作用を持つのがカフェインの特徴。
マラソン選手の間で「合法的な能力向上ドラッグ」と言われるように、持続力が必要なスポーツで効果を発揮します。

ただし、これはあくまでもカフェインを摂った時の“一時的な”効果に過ぎません。
むしろ、代謝を妨げ筋肉を固まらせたり、疲労回復や免疫力を低下させたりと、スポーツをする人にとってマイナス効果ばかり。
スポーツ中の水分補給にはデメリットだらけの飲み物なのです。
コーラやココアといったカフェインを含む飲み物も、スポーツ後の水分補給では避けるべきでしょう。カフェインが含まれているお茶も多く、スポーツをしているお子さんをお持ちのお父さま・お母さまは要注意です。

採るべき栄養素はなにか

こうしてみると、スポーツ中に摂るべきは「ミネラルを含み、余分な成分は排除した飲み物」
ということがわかります。
この条件に当てはまる飲み物として、まずスポーツドリンクが最適な飲み物ということになります。
上記のドリンクを飲むのであれば、間違いなくスポーツドリンクを飲みましょう。
ただし、スポーツドリンクの中には、糖分が大量含まれているものもあり、口に含むと甘いため、余計にのどの渇きを促す可能性があったり、摂取しすぎると糖分の過剰摂取にもなりますので、適した量を飲んでいきましょう。

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