秋の味覚「梨」

秋の果物の代表格「梨」は、甘くて瑞々しく、歯ごたえもよくて人気ですね。実は弥生時代から食べられていた歴史をあり、日本人にとって馴染み深い果物なのです。

厳しい夏の暑さで疲れが蓄積された体や肌にも、様々な効能があるといわるほど、豊富な栄養素を含んでいて、美容にも健康にもいいことがいっぱいなんです。

「梨」の旬と種類

「梨」は、早いもので8月下旬頃から店頭に並びはじめますが、一年で最も食べごろの9月に最盛期を迎えた後に、11月頃まで美味しく食せる果物です。

梨と言っても、その種類は豊富で、和梨・中国梨・洋ナシの3つに大別でき、さらに、皮の色味が緑系の“青梨”と、茶色系の“赤梨”の2種類で分けられます。どれも水分が多く、ほどよい酸味と甘みが特徴ですが、スーパーでよく見る梨の種類の代表的なものとして、青梨の代表品種で果肉は柔らかく、果汁が多いのが特徴の“二十世紀”、瑞々しくて果汁も多く甘味が強い“幸水”、少し大きめの品種で、甘みと酸味のバランスがよく、果汁が非常に多い“豊水”、濃厚な甘さと、柔らかい食感で香りのよい“ラ・フランス”などがあります。

美肌作りに効果的な「梨」

「梨」は美肌づくりに欠かせない栄養素が豊富です。春、夏と長い期間にわたって紫外線を浴び続けてダメージを被った肌は、これから乾燥、肌荒れの症状が出やすい冬に向かいます。だからこそ秋の手入れが大切とされています。

注目されているのが、梨に含まれたアルブチンという美白効果で、いろいろな化粧品にも配合されています。アルブチンはシミの原因とされるメラニン色素の生成を抑制する働きがあるため、美白効果が期待できると言われています。さらに、アスパラギン酸も、肌の新陳代謝も促す効果が期待できるので、ダメージを被った肌を回復する働きが見込まれ、潤いある肌づくりの一助となってくれるはずです。美白と保湿の二要素を揃ってカバーできる梨は、美容にとてもいい食材なんです。

意外とカロリー低め!

甘くて、果汁が多い「梨」は、ダイエットに不向きと思われがちですが、カロリーは100グラムあたり約43キロカロリーで、実はりんご(100グラムあたり約54キロカロリー)より低いんです。

もちろん食べすぎは禁物ですが、ほかの果物に比べて低カロリーなのは嬉しんですね。

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