はじめに

ケニア共和国は東アフリカに位置しています。
アフリカなので暑いイメージがあるかもしれませんが、ケニアは赤道直下であるにもかかわらず、中部一帯は、標高1700m前後の高地であるため、平均気温10~28℃という過ごしやすい気候なのです。
そんな過ごしやすい気候のケニアのビールとはどんなビールなのでしょうか?今回は、ケニアのビール「タスカー」について少しですが、紹介したいと思います。

「タスカー」

炭酸はそこそこ強いのですが、泡がすぐに消えてしまいます
ケニアにはビールの銘柄が少なく、輸入品を含めても10種ほどしかありませんが、そんな中で老舗のビールがタスカー。ケニアでNo.1のシェアを誇る人気のビールです。ビールの代名詞にもなっているほどで、「ビール」と注文すれば、ほぼタスカーが出てくるでしょう。

炭酸がキリっとしていて、味はややさっぱりめ。ほど良い渋みとキレで、日本人にも飲みやすいビールです。見渡す限りの大平原、アフリカの大空の下で乾いた喉に「ぐびっ」と流し込む瞬間は爽快。サバンナのロッジでは、昼間から「タスカー」という人も少なくないのです。

アルコール度数は4.2%ですが、サバンナは標高が高いので、お酒のまわりが早いです。

名前の由来

タスカーという聞きなれない名の語源は、英語のTusk(牙)からきています。Tuskerは牙を持つ者。つまりアフリカゾウのことなのです。このビールを生み出したのは英国植民地時代のイギリス人兄弟で、そのお兄さんが狩猟でゾウを追っていたとき、怒ったゾウに襲われ牙で殺されてしまったのだそうです。その反省を込めてか、自然に対する畏怖を込めてか、タスカーと名付けられたといわれています。

関連するまとめ

干支にも使われるイノシシの特徴

鼻先で70kgの物を持ち上げる力があります。突進力も強く、その攻撃は同じ体重の人間の攻撃よりも何倍も速いとい…

味噌の中で赤だしの味噌とは?

関西では、通常「白みそ」を普段、飲んでいるために、豆みそで作ったみそ汁は、めずらしく、色も赤味がかっているた…

11月30日には〇〇の日がこんなにたくさんある!

11月も今日が最終日。 明日からは12月! 2019年最後の月に明日から入ります。 さてさて、そんな本日11…