牛や山羊の乳に乳酸菌や凝乳酵素を加えて固め、水分を取り除いて発酵させるチーズ。どんな効果があるのでしょうか。
牛や山羊の乳に乳酸菌や凝乳酵素を加えて固め、水分を取り除いて発酵させるチーズ。
カルシウムが豊富
チーズに含まれるカルシウムは体内に吸収されやすのがメリット。つまり少量でたくさんのカルシウムを摂取できるのです。
その吸収率は小魚や海藻の約2倍であるといわれています。カルシウムは体内に吸収されにくい栄養ですが、チーズや牛乳などの乳製品に含まれているカルシウムはタンパク質と結合し吸収されやすいた状態。その吸収率は約40~50%となっています。
カルシウムは人の体内に最も多く存在するミネラル。99%が骨や歯などを構成する重要な栄養です。丈夫な骨や歯を作るため、高齢者の骨粗鬆症を予防する効果だけでなく、子供の発育にも大切な働きをしています。
その他のカルシウムの効果では、ホルモンの分泌、筋肉の収縮の調整、精神状態を安定させる作用があります。イライラしているときは、チーズを食べましょう。
日本人はカルシウムが不足しがち。チーズのカルシウムは吸収率は高いですがビタミンDを一緒に摂るとさらに吸収がアップします。イワシや鮭、あん肝といった魚類やきくらげやシイタケなどのきのこ類にビタミンDは多く含まれています。
良質なタンパク質が豊富
タンパク質もチーズには豊富に含まれていますね。チーズをはじめとする牛乳やヨーグルトといった乳製品のタンパク質は「アミノ酸スコアが100」ととても良質です。
チーズに含まれているタンパク質の一部は乳酸菌によってアミノ酸に分解されています。そのため、原料である牛乳よりも消化吸収率が高くなっています。
また、一部のタンパク質は体内で分解されてアミノ酸に変化します。筋肉や細胞、血液や臓器などを作り、ヒトの身体を構成する大切な栄養です。また、タンパク質は、鉄分と結合することでがんの予防に効果があるとされています。
熟成したチーズほどアミノ酸の量が多いので、肝臓機能の改善や肝臓疾患の治療には、より熟成したハードタイプのチーズが効果的です。
疲労回復
チーズに含まれるビタミンB群の中でも、最も多く含まれているのがビタミンB2。
ビタミンB2には脂肪を分解し、燃焼させる働きがあるのでダイエットに効果的なのです。脂質も多く含まれるチーズにとっては有益な栄養です。
その他、過酸化脂質を分解して蓄積するのを防ぐ効果や、皮膚や粘膜、髪といった細胞の再生や発育を促すなどの働きがあるため「発育のビタミン」とも呼ばれています。
さらにビタミンB2が不足すると疲れやすい身体になってしまうので、疲労回復にも効果的。身体が疲れているなと感じたらチーズを食べましょう。
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