麦茶とは

麦茶とは、大麦を炒って水分を蒸発させて作られています。なので、新鮮な大麦さえあれば誰でも簡単にオリジナルの麦茶を作ることができるそうです。
麦茶の原材料となる大麦には色々な種類がありますが、麦茶の原材料となる大麦は「六条大麦」と呼ばれるもので麦の穂の実が6列になっている品種を使用します。六条大麦は粒が小さいのが特徴で主に麦茶の原材料として使用されています。ちなみに六条大麦の生産量日本1を誇っているのは福井県です。

ビールや焼酎の原料に使われている麦は六条大麦よりも麦の穂の実が大きく、2列になっている種類の「二条大麦」が使用されています。

血液サラサラ

麦茶には血栓を防ぎ、血液をサラサラにする効能があります。この効能の正体はアルキルピラジンという成分です。
アルキルピラジンとは、植物などに含まれる香り成分です。麦茶のあの香ばしい香りはこのアルキルピラジンが原因だったんですね。
アルキルピラジンには、血液流動性向上効果というものがあります。簡単に言えば、血液をサラサラにしてくれるという働きですね。また、血栓を防ぐことから、心筋梗塞や脳梗塞など血管系の病気の予防にも効果的です。
アルキルピラジンは、麦茶の焙煎時に生成される成分ですが、コーヒー豆の焙煎時にも同様に生成される成分となります。

イライラ軽減に

麦茶にはGABA(γ-アミノ酪酸)という成分も多く含まれています。
GABAという成分、一時期チョコレートでも有名になりましたね。あれと同じ成分が麦茶にも含まれているのです。ちょっと意外だと思います。
GABA(ギャバ)はアミノ酸の一種で、中枢神経で働く高まった神経伝達物質を抑制する効能があります。
GABAには高まった神経を鎮める効果があることから、ストレス解消や、不眠解消、血圧を下げる効果、PMS(生理前のイライラ)にも役立ちます。

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