「バルサミコ酢」とは

「バルサミコ酢」は、ぶどうの煮汁を木樽で長期間熟成させたものです。木樽を次つぎと移し替えて熟成させるそうですが、本場イタリアのモデナ産のバルサミコ酢は、なんと12年以上も熟成させたものになるそうです。このため本来のバルサミコ酢は非常に高価になるため、市場に出回っている量産品の多くは、ぶどう酢に着色、調味したものになるそうです。

ぶどうが原料なのでアントシアニンが豊富!

「バルサミコ酢」の原料はぶどうなので、アントシアニンが豊富に含まれています。アントシアニンはポリフェノールの一種で、毛細血管を強化し、血行を改善する効能が期待できます。また、疲れ目の改善や予防、視力の回復効果、肝機能の向上も期待できます。穀物を原料とする酢や黒酢には無い、ぶどうを原料とする「バルサミコ酢」ならではの栄養素です。

ぶどうの皮に含まれるレスベラトロールも豊富!

「バルサミコ酢」にはレスベラトロールという成分が含まれていて、こちらはぶどうの皮に入っている成分です。レスベラトロールとはアントシアニンと同様、ポリフェノールの一種で、動脈硬化を防ぐ効能、肌のターンオーバーを正常化する働き、認知症の予防などが期待されています。

以前はレスベラトロールが寿命をのばすのではないかと言われていたこともあるそうで、まだまだ研究中の成分になります。

他にもこんな栄養素が、、、

その他、カリウム、鉄分、クロム、ビオチンなど、いずれもわずかながら含まれています。カリウムは細胞内の水分量や浸透圧を調整する効果、鉄分は鉄欠乏性貧血を防ぐ働き、クロムはインスリンの働きを活性化させる効能、ビオチンは代謝をサポートする作用などがあります。

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