今週末は京都競馬場にて、6月末に大井競馬場にて開催される帝王賞のステップレースとも言える第25回平安ステークスが開催されます。昨年のこのレースは1番人気に推されたグレイトパールが期待通りの走りを見せつけての優勝。しかし、2着には6番人気クリソライトが入り、3着には15番人気のマイネルバイカが入りやや荒れたレースとなりました。3連単配当も730番人気といった結果でした。今年も昨年1着のグレイトパールが出走予定ですし、一昨年の勝ち馬でもあるアスカノロマンも健在。昨年以上の混戦になりそうです。今回は、地方で下積みをし経験を踏んで中央に帰ってきたクイーンマンボと、今年に入っての2戦を連勝したナムラアラシについて書いてみようと思います。

牝馬4歳の斤量差で!クイーンマンボ

大井、船橋と交流戦を2連勝して、中央重賞タイトルを虎視眈眈と狙っているクイーンマンボも出走予定です。まず斤量差。トップハンデのテイエムジンソク等に比べると55kgの-3kgは大きいところ。このハンデをうまく活用してほしいというのが騎乗予定のルメール騎手へのお願いといったところでしょうか。ここまでの戦績を振り返ってみると門別のブリーダーズGCの2000mも2着、川崎の関東オークスの2100mを優勝と、今回の距離の1900mは適正と言って良いのかなと。流れ的には、ハイではいったレースになると末脚に問題があり、スロー過ぎるとおいていかれている感がある。となるとダメかな?と思いがちですが、京都競馬場ならではの縦長の隊列になりがちな展開で、且つ、距離が1900mということで多少は中緩みが期待できる感じです。牝馬ならではのギアチェンジの悪さというか、気まぐれというにもあるので、ある程度はマイペースで走り、中緩みのところでどこまでリカバーして最終直線に持ち込めるかがポイントになってくるのかなと感じます。女心は難しいという感じですかね。

この距離なら筆頭も!?ナムラアラシ

今年に入ってアルデバランステークスと仁川ステークスを連勝したナムラアラシも出走予定です。何はともあれ同じ舞台、同じ距離のレースで勝っているのが強みで、アルデバランステークスにおいては、ペースは平均も前半にかなり速いかたちで入って、かなりのロングスパート戦となっている感じで、前目に位置どりしていた馬が失速していく中で、後方集団が末脚をしぶとく伸ばした印象です。アングライフェンとの追い比べでもしっかり勝ち切っているので、この辺りは評価したい部分ですかね。今回、アルデバランステークスとは比べ物にならないくらいの強敵揃いになることから、前目の馬が自ら落ちてくることは考えにくく、特にミツバとグレイトパールはかなりの強敵。とは言っても、1900mで多少は折り合い面も合わない可能性もあるので、とにかく内内をロスなく、そして末脚を溜めて出し切ってほしいかなと。あとは枠順で決める感じで、とにかく欲しいのは1枠1番と言った感じかなと思います。

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