今週の土曜日は春のスプリント・マイル王決定戦の安田記念の前哨戦でもある第63回京王杯スプリングカップが東京競馬場にて開催されます。昨年のこのレースでは2番人気でM.デムーロ騎手騎乗のレッドファルクスが直線で後方から一気に脚を伸ばしてクラレント、グランシルク等を撃破しての優勝でした。また昨年の同レースはやや荒れた結果となり3連単の配当は578番人気で15万越えということにもなりました。今年はディフェンディングチャンピオンでもあるレッドファルクスは安田記念に直行との話が出ておりこじょレースは回避といったところでしょうか。それでも今年も安田記念出走、そして春のチャンピオンを狙う強馬たちが今年も名を連ねていますよ。今回はダービー卿チャレンジカップ2年連続で2着と怖い存在のキャンベルジュニアと、ここ最近、やや落ち気味にあるシュウジの復活に期待ということで、この二頭について書いてみたいと思います。

今こそ復活の時か!?シュウジ

最強世代と言われていた現5歳馬のスプリント代表格といっても良いシュウジも出走予定となっています。2歳の時は新馬戦を難なく勝ち、続く報知杯中京2歳ステークス、そして小倉2歳ステークスであっという間に重賞馬へと上り詰め、レッドファルクス、ミッキーアイルに匹敵し、ロードカナロアのような強さをしばらく見せつけてくれると期待したものの、そこからしばらく撃沈が続いた状態でした。もうこれはないかなと諦めかけたら今度はイスラボニータに勝ってしまいG2馬へ返り咲いたりと、個人的に扱いがよくわからないのもシュウジかなと。ここ最近は重賞レースもやりつつのオープンで調整したりと、若干路頭に迷いつつもあるのかなといったところですね。まあ正直なところ同世代のエアスピネルに比べるとすべてで劣っているし、今の状態から行くとやれてG2になっちゃうのかなというのはおそらく陣営側が思っていることなのかもしれませんね。ペースとしてはややハイで流れて、その中で中団から後方の内で我慢しての追い出しといった流れとなりそうですね。スタートも決まり、調子が良く噛み合った時は強いのですが、いまはかなりの賭けとなりそうですね。本当に扱いが難しい。

今度こそ重賞勝ちなるか!?キャンベルジュニア

ダービー卿チャレンジカップ2年連続2着と実力はあるが重賞勝ちまであと一歩というキャンベルジュニアも出走予定です。東京競馬場での勝利は15戦5勝のうち2勝を挙げており、共に3歳時での出来事。更にいうと距離は中距離の2000mでの勝利ということで、東京競馬場の適正としてはマイルではないような気がします。またダービー卿チャレンジカップ2年連続2着と連対していることと、3歳上1000万下や幕張ステークスでも勝てている中山競馬場のコースが適正とも言えるのかなと。個人的にはある程度流れた状態からのロングスパート戦となればこの馬の特徴が存分に出せるのかなと思えますが、スローからトップスピード戦になりがちな京王杯スプリングカップとなると直線の加速地点で置いていかれてしまい前に届かずに終わってしまうことも十分に考えられますね。ただ、この週中の雨で超高速にはならないであろう馬場状態ですので、超高速馬場よりはやれるんじゃないのかなとも思っています。トップスピード戦にならなければという予想であればですね。

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