果物には豊富な栄養素が含まれているため、朝食代わりやおやつとして、積極的に摂取する人も多くいます。果物の中でも、バナナには、ビタミン、ミネラルといった栄養素が多く含まれています。ここでは、バナナに含まれる栄養素について解説します。

バナナに含まれる主な栄養素

●ビタミンB1
バナナにはブドウ糖などの糖分が多く含まれているだけではなく、ビタミンB1も一緒に含まれています。ビタミンB1には、糖質の代謝を活発にする働きがあるため、バナナを食べることによって、脳の働きに必要な糖分を素早く吸収できる他、疲労回復、スタミナ補給に役立ちます。

●ビタミンB2
ビタミンB2には、脂質の代謝を助ける働きがあります。脂質をエネルギーとして燃焼するため、特にダイエット中の人にとっては気になる栄養素といえるでしょう。また、皮膚、髪、爪の細胞の再生にも深く関与するため、肌荒れが気になる人にも有効な栄養素です。

●ビタミンB6
ビタミンB6には、タンパク質の代謝を助ける働きがあります。タンパク質をエネルギーに変え、血液や筋肉を作る栄養素として欠かせないものです。ビタミンB6は肉や魚に多く含まれていますが、肉体を作る栄養素をバナナ1本でもある程度は素早く摂取できる点が魅力です。

●カリウム
カリウムには、摂取した塩分が腎臓で再吸収されるのを防ぎ、塩分を尿と一緒に排出させる働きがあるため、高血圧の予防によいとされています。体内に残った塩分は水分を吸収するため、利尿作用が強くなることによって、全身のむくみの予防にもつながります。

ポリフェノールやセロトニンなども含まれる

バナナには体力回復、全身の代謝の活性に大きく効果がありますが、栄養素はこれだけにとどまりません。カリウム以外のミネラルだと、マグネシウムやセロトニンも含まれています。マグネシウムはカルシウムの吸収に効果があり、強い骨や歯を作るのに欠かせない栄養素のため、育ち盛りの子供がいる家庭では積極的に摂取したいところです。また、睡眠の促進や、片頭痛の予防に効果のあるセロトニンは、バナナ以外の果物にはほとんど含まれていません。赤ワインに大量に含まれていることで注目を浴びたポリフェノールは、バナナにも含まれています。ポリフェノールは、体内の細胞に悪影響を及ぼす活性酸素を除去する働きがあります。バナナの皮をむいたときに現れる、薄く白いスジに特に多く含まれているので、捨ててしまわずに食べましょう。

関連するまとめ

ギバサ、ナガモ、ギンバソウとは何か。日本各地で愛されてますので紹介します。

秋田県では「ギバサ」、山形県では「銀葉藻(ギンバソウ)」、新潟県では「長藻(ナガモ)」と呼ばれてます。

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