パプリカは色によって栄養価が違う⁉︎

色鮮やかなパプリカは、赤や黄色、オレンジや緑とたくさんの種類がありますが、色によって栄養価が異なります。
どのパプリカが最も優れているのかが気になるところですが、種類によって長けている栄養が違ってきます。

・赤パプリカの栄養の特長は、脂肪燃焼効果のあるカプサイシンです。カプサイシンは唐辛子にも含まれる赤い色素で、β-カロテンよりも1.5倍も抗酸化力が強いと言われています。β-カロテンの量も豊富で、通常の緑ピーマンの約2.7倍といわれます。

・黄パプリカの特長はビタミンCの豊富さで、美肌効果が優れています。赤色には少々劣りますが、100g中150μgと、緑ピーマンの1.9倍ほども含んでいます。また、肌の老化予防が期待されるルテインの含有量が高いのも特徴です。

・オレンジパプリカの特長は、赤と黄色の栄養をバランスよく含むところです。目を紫外線などから守るゼアキサンチンのほか、緑ピーマンの3倍ものβ-カロテンとビタミンC、そしてビタミンEも多く含みます。

このように色によって、効能や効果も違ってきますので、ナンバー1は決め難いところですね。迷った時は赤と黄色のいいとこどりをしている、オレンジがおすすめです。

美肌効果

パプリカに多く含まれている「ビタミンC」には、美肌効果が期待できます。ビタミンCは、シミやそばかすなどの原因となるメラニン色素を取り除いたり、コラーゲンの生成を助けてくれる働きがあります。
また、パプリカ含まれる「ビタミンP」という栄養素の効果でビタミンCが加熱にも強くなるので、美肌効果があるビタミンCを効率的に摂取できます。
他にも、若返りのビタミンと呼ばれる「ビタミンE」の効果や、前効能でご紹介したビタミンCの抗酸化作用によって、肌のハリやシワを改善するアンチエイジング効果も期待できるので、美肌に大きな期待が持たれています。

血管を丈夫に

パプリカの栄養には、ビタミンPと呼ばれる栄養も含みます。ビタミンPはヘスペリジンやルチンなどの総称で、ポリフェノールの一種です。
効能はビタミンCとともに働いて毛細血管を丈夫にするとともに、血流を改善して、高血圧や脳出血などの予防に有効です。
血流を促す効能は冷え性の改善にも効果があるほか、肌のターンオーバーを促進する効能も期待できるので、肌の状態も良くしてくれるそうです。
ヘスぺリジンはビタミンCが熱によって壊れるのを防ぎ、吸収を促進させる効能も持っています。

関連するまとめ

和食の彩りとして一年中見かける三つ葉だが、旬は春から初夏。その効果とは

緑が濃く、黄色くないものが新鮮。加熱しすぎると香りが失われるので、汁物等には火を止めてから投入するくらいで良…

地味に痛い!「こむら返り」の原因と対応

足がつると尋常じゃなく痛いですね。今回はその原因と予防する食材をご紹介します。

関連するキーワード