先週の土曜日に東京競馬場にて開催された第68回ダイヤモンドステークスは、1番人気dwルメール騎手騎乗の8歳フェイムゲームが期待通りに優勝しました。スタートから後方でレースを展開して、直線で外から鮮やかに差し切って、2014年と15年に次ぐ3度の目の優勝となりました。2着には1馬身3/4差で後方から脚を伸ばして来た5番人気の蛯名正義騎手騎乗のリッジマンが、3着には1馬身1/4差で6番人気の福永祐一騎手騎乗のソールインパクトが入ったレースでした。

レース内容

スタートほぼ揃った感じですが、ダウンザラインがやや出遅れて後方からのスタートとなりました。勢いよく飛び出したのはグランアルマダ押して押して先頭にたつと、そのままグングン飛ばして後続を突き放し、5馬身以上の差で逃げの態勢となりました。その後にレジェンドセラー、ハッピーモーメントが続き、中団にはプレストウィック、ソールインパクト、リッジマン、そしてここに優勝したフェイムゲーム。更に空いてリッチーリッチー、最後方からは4歳のホウオウドリームといった番手でレースが進み、1000m通過は62秒台と3400mの長丁場の距離にあったゆったりとした展開で進んでいきました。向正面で大きく差が開いていたグランアルマダとの差がジリジリとなくなって3コーナー付近では馬群に吸収されるかたちに。フェイムゲームやホウオウドリームが外から徐々に進出開始し始め、更に先頭がレジェンドセラーへと後退。そのまま最終コーナーを曲がって直線に入り、やや外目からはプレストウィックとソールインパクトが並んでトップギアにギアを入れ、その間からリッジマンとフェイムゲームが脚を伸ばし、残り300mで大外からフェイムゲームが突き抜けて、2着以降の馬との差を大きく開かせての快勝。2着にはリッジマンが粘り勝ちし、その直後にソールインパクトが粘りゴールといった内容でした。

フェイムゲーム

勝ったフェイムゲームはダイヤモンドステークス出走が5度目で、3-1-0-1と相性抜群なところを見せつけてくれています。8歳となった今年も58.5キロのトップハンデを背負ってもなお勢いよく突き抜けてくれていますので、まだまだ健在といったところでしょうか。暮れにはステイヤーズステークスが控えており、長距離界の絶対王者アルバートとも相対するであろうかと思います。強い末脚勝負の長距離戦をもう一度見たいなというのが願いでもあります。

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