ストレスが付く言葉を、いくつ知っていますか?

職場に関連したものだけでも、労働ストレス、テクノストレス、ノルマストレスといった言葉は、もう身近なものになっています。最近はリストラストレスという造語にドキッとさせられるご時世です。

サラリーマンの6割がストレスを感じている

サラリーマンを対象にした意識調査では、30歳代後半、または係長、主任クラスの約60%が「仕事でストレスや疲れを感じた」(連合総研97年調査)、新入社員でも同様に約60%が「日常的にストレスを感じる」(産業能率大学97年調査)と回答しました。つまり、職場にいる10人に6人は何らかのストレスを感じていることになります。
とはいっても、ストレスとは何か? なぜ、ストレスを感じることがいけないのか? という問題になると、はっきり答えられる人はそのうちの何人でしょう?

ストレスは本当に悪玉か?

例えば、大きな問題として過労死との関連があげられます。1988年(昭和63年)に開設された「過労死110番」には、開設後3年間で2000件(1997年6月まで4385件)の相談が寄せられていますし、脳血管事故や心臓疾患にあった人の労災認定の請求も年々多くなっています。


ストレスの多い仕事に従事している人が心臓病や動脈硬化、がん、自己免疫疾患、糖尿病などになりやすいという調査データは確かにあります。
しかし、だからといって、ストレスがこれらの疾患を引き起こす仕組みがはっきりと解明されたわけではありません。そして、同じ様なストレス条件下にいても、全くの健康体でいる人もいれば、健康を損ねる人もいて、ストレスと疾患の関連を論じるのは一面的な見方ではできないのです。
むしろ、自分の周りのストレスを気にし過ぎて、神経質になってしまう方が余程のストレスになりますし、それとは別に、適度なストレスは生活を活性化させるカンフル剤にもなります。
ストレスを毛嫌いして避けるのではなく、ストレスのことをよく知って、健康に響かせないような付き合い方をしていくのが、現代人のストレス対処法といえるでしょう。

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