花粉症の代表的な症状の くしゃみ、鼻水、目がかゆい 。これらは一見普通の風邪の症状と似ていて、花粉症だと気がつかないことがある。しかし、アレルギーは症状の軽いうちに手を打った方が、ひどくならずにすむ。さて、その症状は本当に風邪だろうか?

風邪?それとも花粉症?こんな症状は要注意!

花粉症の主な症状
●鼻では?…くしゃみを連発する、鼻水が止まらない、夜も眠れないほど、ひどい鼻づまり
●眼では?…かゆくてたまらない、涙が止まらない、充血している
●その他…ぼーっとしてしまい、思考力がなくなる、頭痛がする
風邪やインフルエンザと花粉症の症状の違い
●インフルエンザのような高熱は出ない。あっても微熱
●頭痛などがあっても、関節痛はインフルエンザほどひどくはない
●くしゃみや鼻水、せきが出ても、風邪のようなのどの痛みは少ない
花粉症と似た症状の風邪以外の病気
●通常のアレルギー性鼻炎…ほこり、ダニの死骸・フンなどのハウスダストが原因
●中高年の血管運動性鼻炎…寒さなどの気温差や、湿度の差で起こりやすい

花粉症かどうかの検査は病院で!花粉症の検査方法

普通、風邪をひいた時に出るくしゃみは、せいぜい続けて3~4回ぐらいだが、花粉症の場合はそれこそ7~8回、あるいは十数回続けて出ることがある。こうなったら、「風邪かな?」ではなく「花粉症かな?」と疑ってみよう。
病院へ行くと、次のような検査方法で花粉症かどうかを見極める。

●鼻鏡検査、鼻X線検査
鼻粘膜の状態を「鼻鏡」を使って、直接診るのが鼻鏡検査。X線検査は、副鼻腔炎、鼻中隔わん曲などを確認する。こうした検査で、鼻炎の原因がアレルギーかどうかを調べる。 スギ花粉症の約10%の人が副鼻腔炎を合併している。


●鼻汁中好酸球検査
鼻汁を採取して、顕微鏡で好酸球の数を調べる。好酸球は白血球の一種で、アレルギー反応が起こっている場所に、たくさん集まっている。多量に含まれていれば陽性。眼科では、目やにや涙で同様の検査をする。


●血清抗体検査・RAST法、MAST法
血液中にIgE抗体があれば陽性。更に、原因となっている花粉の種類を特定する。ただし健康保険では、1回の検査で10種類までしか調べることができない。

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