昨シーズンセリーグ覇者

昨シーズンは、開幕戦を黒星でスタートしたものの、その後の試合から引き分けを挟む10連勝で開幕ダッシュを成功させ、6月以降は一度も首位を明け渡すことなくリーグ2連覇を成し遂げた広島カープ。
しかし、昨シーズンのクライマックスでは、試合勘を取り戻すことができず、2勝4敗で唯一負け越ししている苦手DeNAベイスターズに敗戦し、日本シリーズ進出を逃す悔いの残るシーズンとなってしまいました。
今シーズンは球団史上初となるリーグ3連覇と、悲願の日本シリーズに向けてチーム一丸となって戦っていきたいシーズンとなります。

投手の注目選手は?

私が注目したい投手は中村祐太選手。
中村選手は、2013年のドラフトで関東第一高等学校を経てドラフト5位で入団した今シーズン5年目の若手投手。高校時代は1年生の時からベンチ入りし、注目を浴びていた選手でしたが、大怪我に悩まされ、高校時代は実力がありながら思うような結果を残せないでいました。
しかし、広島カープは将来性を買い、ドラフト5位で指名し、入団しました。入団後、リハビリをしながら体を作っていき、昨シーズンの5月3日の中日ドラゴンズ戦でプロ初登板、初先発。5回を3失点に抑える好投で、初登板ながら初勝利を手にしました。昨シーズンは5勝4敗という成績。「マエケン二世」と評される実力がある若手選手ですので、来シーズンは先発ローテーションに食い込み、飛躍の年にしたいですね。

野手の注目選手は?

私が注目したいのは坂倉将吾選手。
2016年のドラフトで、日本大学第三高等学校を経てドラフト4位で入団したプロ2年目の捕手。現在、広島カープの捕手といえば、石原選手、會澤選手、磯村選手と、層が厚いですが、次世代のレギュラーとして君臨するのではないかと私は思っています。
野球の名門、日大三高時代は1年生の時から4番の座るほどの実力者。2年秋からは強肩を生かせる捕手として活躍していました。
ルーキーイヤーとなる昨シーズンは、ウエスタンリーグ2位となる打率,298を残し、9月23日のジャイアンツ戦でプロ初出場を果たしました。10月7日のファーム日本選手権では3ランホームランを放ち、大会MVPを獲得しました。
高校時代、神宮球場のバックスクリーン直撃させるほどの長打力を持ち、キャッチング、リードでも投手の良さを引き出せる配球に定評がある坂倉選手。石原選手、會澤選手、磯村選手とのレギュラー争いに今シーズン期待したいですね。非常に楽しみな若手選手です。

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