誤審がなくなる!?

プロ野球で来季から判定に異議がある際に監督が映像による検証を要求できる「リクエスト」制度が導入されることが決まりました。
これまでは審判員が判断した場合のみリプレー検証が行われていましたが、米大リーグで実施されている「チャレンジ」と同様にベンチから求めることができるようになり、公正な判定ができるようなりそうです。

リクエストとは?大リーグのチャレンジとの違いは?

 「リクエスト」は本塁打かどうかの判断や全ての塁でのアウト、セーフの判定に対して使うことができ、監督がベンチ前に出て、手で四角をつくるジェスチャーで球審に合図します。
権利を行使できるのは九回までに2度、延長戦では1度で、判定が覆った場合、回数は減らない。審判員は控室でテレビ中継映像を確認し、5分以内に結論を出す。検証中は球場の大型ビジョンで同じリプレー映像を流すことができます。

米大リーグで行われているチャレンジと大きく違う点としては、判定する側の違いです。
米大リーグのチャレンジは全球場の試合の映像を集約させているオペレーションセンターに、チャレンジ申請があったら問い合わせ、審判でなく、オペレーションセンター側が映像を見て判定する形を取っています。
これは中立な立場を取って判断できるという意味合いがあります。

リクエスト制度への反対意見

一見素晴らしい制度に見えるリクエスト制度ですが、反対意見も多いです。
まず、審判の威厳が損なわれるということ。特に日本では、審判は絶対という意識が強いです。ビデオによってコロコロ判定が変わるようだと、審判の立場がないということです。
審判に関しては、ビデオ判定は審判員の技術向上に逆行するという意見もあります。
次に、試合時間が長くなることです。ただでさえ、”試合時間が長い”という声がある中で、チャレンジ制度導入で更に伸びてしまうことが懸念されています。

しかし、ここ近年、誤審も目立ち、抗議する時間も潰てしまうケースも多々ありました。
そういった意味では、公正な判定に加え、無駄な時間を省ける良い制度と思います。
来シーズンの試合が楽しみになりますね!

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