昨晩の試合で連勝記録を11に伸ばした埼玉西武ライオンズ。11連勝したのは23年ぶりということで、辻監督が現役の頃になるんですね。その頃も西武ライオンズを応援していたなと、少し懐かしい感じがしました。さて今夜も2位に後退した東北楽天ゴールデンイーグルス戦。三連戦最後のカードとなります。もちろん11連勝ということで、三連戦の成績は2勝0敗と勝ち越しています。昨晩は勝てて12連勝となったのでしょうか。
埼玉西武ライオンズの先発は、ここまで防御率1.96とリーグトップの菊池雄星投手。前日の辻監督のコメントでは「このプレッシャーで彼に登板させるのが楽しみ」とニヤリとしていました。ファンとしても非常に期待を込めた意味でニヤリとしてしまいます。
一方、東北楽天ゴールデンイーグルスの先発は安楽投手。ここまで防御率5.74といった成績で今ひとつ安定しきっていない様子。昨晩も埼玉西武ライオンズ打線は火を吹いたのでしょうか。それでは試合を振り返りましょう。

勢い止まらず!炎獅子打線爆発

さて、11連勝中で勢いに乗る埼玉西武ライオンズは12連勝をかけて挑んだこの試合も、その勢いそのままといった感じでした。東北楽天ゴールデンイーグルスの先発は安楽投手でした。
まず狼煙をあげたのが、カウント2-1からのストレートを、我らの秋山翔吾選手の先制となるセンターバックスクリーン横に放り込む先頭打者ホームラン。早くも点を上げ、一気に押せ押せムードとなります。続く源田選手がストレートのフォアボールを選び、バッター浅村選手の時に空かさず盗塁を決めてノーアウト2塁の再び得点チャンスをリメークします。そして浅村選手がライト前へ強烈なヒットで1.3塁として、4番中村選手の時に相手バッテリーのミスで3塁ランナーの源田選手がホームイン。しかし中村選手、5番栗山選手は倒れてしまいますが、一昨晩、3本塁打を打った6番山川選手のレフトへのタイムリーで一挙3点を1回裏にあげました。
その後は安楽投手が立ち直り、なかなか硬直した緊迫ムードの中、6回表の東北楽天ゴールデンイーグルスの攻撃で、8番細川選手にホームランを打たれ追い上げムードが漂う中、その裏ツーベースヒットで出塁した山川選手をおいて、7番外崎選手のタイムリーツーベースヒットですぐさま取り返しリードを4-1とします。
更にラッキー7には、9番金子選手のライト前ヒットで出塁、続く秋山選手が相手エラーで出塁し、空かさず盗塁でランナー2.3塁の追加点チャンス。ここで2番源田選手が難しい変化球に合わせたバッティングがライト頭上を越すタイムリースリーベースヒット。6-1とし、再び山川選手のタイムリーが生まれさらに引き離しをします。
打線好調の埼玉西武ライオンズの強さは、どの打順からでもしっかりと点が取れているところ。上位打線でしっかりと出塁すれば、下位打線でシッカリ返せている。これが今の連勝につながっているところですね。

ハーラートップタイ!防御率1.90 菊池雄星投手

一方守備の方はというと、埼玉西武ライオンズの12連勝をかけた試合に当ててきたのはエースの菊池雄星投手。その菊池投手は完璧な立ち上がりをみせてくれ、3回までパーフェクトピッチングでした。ストーレート、変化球共にキレキレの見ていて安心できる投球内容でした。しかし5回には聖澤選手がどん詰まりながらもセンターの前に落とすヒットで、これでノーヒットノーランの夢は途絶えます。6回には古巣の細川選手に、甘く入ったスライダーをレフトスタンドまで運ばれてしまい失点も、その裏に攻撃陣がすぐさま取り返してくれたこともあり立ち直ります。この日の最高の見どころは、ウィラー選手に投じた直球が、158キロを記録。NPB史上、左投手では最速記録となりました。
7回まで85球前後と完投も視野に入れて望んだ8回表で少し手こずりました。スライダーがうまくコントロールできなくなり、球数も徐々に増え、さらにヒットなどでツーアウト2.1塁とピンチを迎えますが、ここはなんとか踏ん張り、好調の茂木選手をセカンドゴロに打ち取りお役ご免。菊池投手は、8回を投げきり、被安打3、失点1のナイスピッチングでした。今日から始まる首位の福岡ソフトバンクホークスとの三連戦に向けて、リリーフ陣に休みを与えた良い結果となりました。
そのごの9回は野田投手にスイッチ。野田投手も球数12球の1奪三振と好リリーフで試合を締め、これでついに26年ぶりとなる12連勝達成。
勢いそのままに今日からの福岡ソフトバンクホークス戦をスイープしましょう。

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