全くといって良いほど、ことごとく裏切られた今回のラジオNIKKEI賞。CBC賞と同じく馬場状態が読み難い中で発走となったラジオNIKKEI賞ですが、2番人気、8番人気、9番人気が連対に入り荒れた結果となりました。1-7-11の3連複は104番人気で34,600円、11-7-1の3連単は498番人気で156,510円を付けたレースでした。昨年も1番人気、9番人気、5番人気と、やはり荒れる傾向のあるラジオNIKKEI賞ですから、予想単勝オッズはある程度の目安としか捉える必要はないということになるのでしょうね。昨年は圧倒的支持されていたゼーヴィントが期待どうりにまくし立て、まとめて抜き去り気持ちよく1着でゴールイン。今年の1番人気はどうなったでしょう?

基礎スピードはあったはずだが!?サトノクロニクル

単勝オッズ3.1と1番人気を背負っての発走でしたが・・・。
やはりハーツクライ産駒には荷が重いのかな?と感じさせるレース内容でした。なんとなくいい雰囲気にはいるけどシュヴァルグランをはじめとするハーツクライ産駒は勝ちきれないイメージとなっています。
スタートはまずまずの出だしでしたが先行とまでは行かず、中団の前目の4番手あたりでポジションを落ち着かせレースに入った感じでした。ここまでは全く問題ない入り方だったし、むしろペースが流れていたこともあり、3コーナーからジワジワとイケる内容のレースでした。しかし、そこからが問題で、なかなか前に出れず4コーナーへ。セタブリランテス背中を見る形で入った4コーナーでは、全くといって反応せず、先を行くセタブリランテスにドンドン差が広がって行くばかり。結局最後まで延びることなくフワッとした状態でなんとか掲示板は確保できた程度で終わってしまいました。
基礎スピード面からいって、今回のレースは思いっきりサトノクロニクルの勝ちゲームに近いレース内容と見ていただけに、今回のラジオNIKKEI賞での負けで次走が予想される新潟記念期待値も一歩後退したようにも思えた敗戦でした。巻き返しなるか楽しみです。

ディープブリランテ産駒が初の重賞制覇!セダブリランテス

単勝オッズ4.4で2番人気を背負ってのレースとなりました。
今回のセダブリランテスに限って言えば、競馬の基本をやってのけての勝利といった感じでした。スタートはまずまずで11番枠でも先行策をとるため一気に内に切れ込んで行き、スンナリとウインガナドル外二列目に入り、そこにニシノアップルパイ入って3番手からの追走となりました。ペースは1キロ通過を59秒台とやたハイペースにもつれ込んだレースとなり、各馬最終に向けてテンポアップしてくる中、セタブリランテスもギアが入り、直線に入った時点ではウインガナドルを捉え独走状態に。粘るウインガナドルを横目に、最後はロードリベラルが大外から追い込んできましたがかわしての1着ゴールイン。無傷の3連勝で重賞レース初制覇となりました。
次走は小倉記念か新潟記念といったところで、距離は初の2000m。新馬戦でスンナリ勝ち、そこからは今のところ前目でも、やや後方からでも勝ちきれています。ディープブリランテ産駒として初の制覇となりました。祖父にはディープインパクトの血をしっかり引き継いでいるとも思え、今後の活躍にも目が離せない一頭になりそうです。

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