阪神タイガースの鳥谷選手が顔面にデッドボールを受けたことにより、プロ野球史上歴代2位の連続試合出場が1794でストップかと思われたのですが、顔にはフェースガードをし、まるでバッドマンのような装いで球場に現れました。スタメン直訴を金本監督にしたようですが、流石の金本監督も様子を見るということでベンチスタート。しかし、その試合の6回に代打出場をし、連続出場記録を更に1つ伸ばした1795となっています。どこまで更新できるか鳥谷選手の連続試合出場記録。ちなみに歴代3位は金本監督、歴代1位は鉄人衣笠の異名を持つ衣笠祥雄さんです。その記録は2215。気が遠くなる記録で、いったい誰が衣笠祥雄さんを抜くのか?といったところですね。
さてさて、このように公式記録をとっている試合となれば、必ず話題となるのが歴代記録ということになりますね。その記録ですが、MLBメジャーリーグはまさにメジャー級なんです。例えば、連続試合出場記録に関して言えば、カル・リプケンJr.さんが樹立した2632試合で、世界史上no.1です。
今回は、MLBメジャーリーグで樹立された記録のご紹介です。そんな中、1人の大投手スポットを当ててみました。

世界の奪三振王!ノーラン・ライアン

通算奪三振の数が凄い!

1947年1月31日生まれの70歳。アメリカ合衆国のテキサス州で生まれました。
東京ヤクルトスワローズの小川投手のニックネーム「ライアン」は、このノーラン・ライアンが由来しており、投球フォームがノーラン・ライアンににていることからになります。
小川投手といえば、あの小さい体からダイナミックなフォームでボールを投じ、バタバタと奪三振を奪っていきますね。ノーラン・ライアンも気持ちの良いほどバタバタとバッターを討ち取り、三振の山を築き上げました。その数はなんと、5714奪三振。27年の現役を続けたので1年平均は212奪三振という、これまた驚愕な数字ですね。

シーズン奪三振の数が凄い!

球が速すぎることから「ライアンエクスプレス」の異名を持ったノーラン・ライアン。
1973年、カリフォルニア・エンゼルス時代(現在のアナハイム・エンゼルス)には、シーズン歴代1位の383奪三振を記録。この記録がどのくらい凄いのかがわからない方もいらっしゃるかと思いますが、例えば、日本人の奪三振を多く奪う投手として名前がポンっと挙がる人といったらダルビッシュ投手ですよね。そのダルビッシュ投手の奪三振シーズンハイは277になります。昨年のパ・リーグ奪三振王の則本昂大投手でさえ216奪三振でした。
これでおわかりのように、なんともえげつない数字ということです。一度、バッターボックスに立ってみたいと思ってしまいますね。
そんなノーラン・ライアン。奪三振をとる反面、コントロール(制球面)もこれまたある意味凄く、与四球2795は歴代1位、暴投数277も歴代1位という、あまり嬉しくない記録も保持しています。あまりに制球力がなかったことにより、ローコン・ライアンと揶揄されてもいたほどです。

とにかく打てない豪速球が凄い!

私が物心ついていた頃のノーラン・ライアンは全盛期を過ぎていところですが、どれでも奪三振王を獲得するなどの大活躍をされていました。その当時、今のようにCSや衛星放送が盛んでなかった頃なので、好きな時にchを合わせればメジャーリーグがみれるといったものではなかったです。そんな中、どのようにノーラン・ライアンを知り、興味を持ったかというと、報道される「ノーヒッター」。そう、ノーヒットノーランを度々記録していたんです。
その数はなんと7回にも及びます。ここ最近では、岩隈投手がノーヒットノーランを記録していますが、それでも初記録。それを7回もやってのける凄い投手だったのがおわかりになるでしょうか?
46歳まで現役を続け、その最後のシーズンでも157キロの速球を投げていたノーラン・ライアン。この大投手の記録を超える逸材は、しばらくは現れないでしょうね。
現在はヒューストン・アストロズのエグゼクティブアドバイザーとしてご活躍しています。

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